次回作への期待が高まる朗読劇で大いに魅せる!

オトメイトが贈る女性向け恋愛ADV『ピオフィオーレの晩鐘』初の単独イベント『ピオフィオーレの晩鐘 ~Vacanza Burlone~)』が、2019年8月17日に和光市民文化センターサンアゼリア大ホールで開催されました。

本作は、第一次世界大戦後の南イタリアの交易都市・ブルローネを舞台に、マフィアたちとの危険な恋が堪能できる乙女ゲーム。新要素をプラスしたNintendo Switch版『ピオフィオーレの晩鐘 -ricordo-』も好評発売中で、続編『Episodio1926』の制作や舞台化も控えるなど、注目を集めています。

ここでは、そんな本作のメインキャラクターたちを演じるキャスト陣が登壇し、骨太な朗読劇やゲームコーナーで盛り上がったイベントの夜公演の模様をリポートします。

 キャスト5名縦
▲写真左から岡本信彦さん(楊役)、森久保祥太郎さん(ギルバート・レッドフォード役)、石川界人さん(ダンテ・ファルツォーネ役)、木村良平さん(ニコラ・フランチェスカ役)、豊永利行さん(オルロック役)。石川さんは青い薔薇の柄シャツ、岡本さんは緑色のシャツ&楊モデルのピアス、豊永さんはフード付きのジャケット&オルロックモデルのロザリオ、そして森久保さん&木村さんは白スーツを着用されていました。

マフィアたちが過ごす休日は……?

イベントはキャラクター全員が登場する朗読劇からスタートします。

本作の舞台であるイタリアでは、8月10日を“サン・ロレンツォの日”として夜空に輝く流星群を眺めるお祭りが開催されるそうです。その前夜の8月9日、5人は教会で会合していますが、お祭りの前夜はどこか落ち着かない様子?

翌日、外での用事を済ませたダンテは、ヒロインに会えるといいなと思いながら教会に寄ってみることに。すると、教会にはギルバートがいて、ヒロインがいなくなったと聞かされます

すぐに慌てた様子のニコラやオルロックも到着したあと、ギルバートに呼ばれた楊も駆けつけ、5人で状況を整理した結果、二手に分かれて彼女を捜索することに。

やはり、ここで問題になるのは“誰が楊と組む”か

オルロックが志願しますが「楊に言葉で丸め込まれてしまうのでは?」とダンテたちが懸念した通り、楊がオルロックと戦う流れに持ち込まれます(笑)。

つづいてニコラが自分も行くと言いますが、楊とニコラが揃うと殺し合いに発展しかねないので(!?)すぐさまダンテが止め、結局ギルバートが彼らと一緒に行動することに。ちょっとコミカルなシーンも交えつつ、捜索へ向かいます。

そして、5人それぞれがヒロインのことを想いながら、お祭りムードで浮き足立っている街を歩きます

捜索を担当した地区を探し終えた頃、ニコラは昨夜オルロックから聞いた話から、彼女の居場所にピンときて……?

本作の雰囲気が存分に感じられる朗読劇は、イベントの後半へと続きます。

メンバー全員で共闘のはずが……?

朗読劇を終えたキャスト陣が改めて挨拶をすると、早速バラエティコーナー“(ブル)ローネの休日”へ。

ここでは全員が協力して3つのゲームにチャレンジ! クリアするとポイントがもらえて、ゲットできる賞品が豪華になっていきます。

ゲームの内容も賞品も『ピオフィオーレの晩鐘』の舞台であるイタリアにまつわるものなどが用意されていました。

ひとつめのゲームは“真実の口の真実”

キャスト陣はサングラスで目隠しをして、自称ローマから持ってきた(!?)“真実の口”のパネルの口から手を入れ、そのなかに入っているものを協力して当てるというゲーム。制限時間は30秒で、クリアすると20ポイントが加算されます。

進行役を森久保さんが務め、4人がペアを組んで2回挑戦することに。まずは岡本さん&木村さんペアが挑戦します。

「ウーノ ドゥーエ トゥレ フォルツァ!!(=1、2、3 がんばれ!!)」というイタリア語の掛け声でチャレンジスタート!

同時に口へ手を入れたふたりは、なぜかボックスの中で仲良く手を繋ぎます(笑)。そこから、謎のエチュードが発生……!

その後、岡本さんも木村さんも恐怖心はない様子で、しっかり中身を触っていました。

声を揃えて「食品サンプル!」と回答し、見事ゲームをクリアしました(中身はパスタの食品サンプルでした)。

つづいて石川さん&豊永さんペアが挑戦!

中身は日本人形だったため、観客から「わ〜……」という声が漏れ、触るのをより嫌がるおふたり……。

掛け声でゲームが始まりますが、石川さんは本当に嫌そうな様子で、豊永さんはパネルの口の中にマイクを入れていました(笑)。

制限時間経過後、話し合いを始めるふたりですが、豊永さんが一切触っていないことを告白。答えは石川さんに託されます。

「マネキンの頭みたいなやつ……!?」と回答して、正解の中身を見たあと「ついてこないで〜!!」と日本人形に謝罪していました。

このチャレンジは残念ながら失敗まま次のゲームへ。

ふたつめのゲームは“ピッツァの斜塔”。

イタリアのピサ市にある大聖堂の鐘楼「ピサの斜塔」をオマージュしており、120秒でセットの斜塔の上に大きなピザ型のビニールマットをたくさん積もうというゲーム。ピザ1枚につき5ポイントが入ります。

なお、サイコロを振って名前が出たひとが積んでいき、“⭐︎”の目の場合はピザを積む人の条件がスクリーンに表示されます。

いざ、5人全員で挑戦! 1番手になった岡本さんは、ピザを裏返しにして耳の部分を塔に引っ掛けて積むという作戦に出ます。

その後、順調に積んでいき、“⭐︎”の目が出ます。条件は“マフィアのカポ(ボス・首領)の人”。石川さん、森久保さん、岡本さんが協力して1枚を積みました。

制限時間終了後「1枚目をひっくり返したのが効いてる!!」と手応えを感じ、意気揚々と結果発表に臨むキャスト陣。

結果は“6枚”で30ポイント――「えっ、昼公演と一緒!?」と手ごたえよりも少なかったことにショックを受けている様子でした(笑)。

最後のゲームは“Pistola de italiano”(ピストーラ de イタリアーノ)。

ルールの説明を……といったところで、なぜかかの有名な『ゴッドファーザー 愛のテーマ』が流れ、スクリーンにはディレットーレの姿が!

ここまでのゲームの様子を見ていたのか「マフィア同士なのに、平和ボケしているのでは?」と皆さん(キャスト陣)を煽ります。

そして、パッと画面が切り替わったかと思えば、なんと仮面、スーツ、黒手袋を装着した立花慎之介さんがスクリーンに登場!

立花さん(ディレットーレ)が最後のゲームは、お互いが敵同士であると宣言します。

1対1で用意された的を、銃(トイレットペーパーを弾にしたおもちゃの銃)で先に撃ち抜いたほうが勝ち、というルールでトーナメント戦を実施。最後まで勝ち残ったひとりがすべての賞品を総取りすることに……。

なお、イタリア式で決闘を申し込むときのように“啖呵を切って白手袋を投げつけてからバトルを開始”するようにとのお達しも。

1回戦は石川さんVS木村さん。ヒステリックなオネエ風に啖呵を切り合うと、ふたりの圧で(?)的が撃つ前から倒れるというミラクルが発生!

終始拮抗したバトルは石川さんが勝利を収め、喜んでステージを走り回っていました。

つづいては森久保さんVS豊永さん

対決前の啖呵では、「とっしー、八王子の生まれだよな?」と先手を切った森久保さん。地元の先輩・後輩対決へ――。

弾数は多いのになかなか的に当たらない豊永さん、当たっているのに的が倒れない森久保さんという構図でしたが、森久保さんが勝利!

豊永さんは「センパイ、ぜひ優勝してください」とエールを送りました。

3試合目は石川さんVS岡本さん

こちらは同じ事務所(プロ・フィット)所属の先輩・後輩対決ということで、どちらも絶対に負けたくないと宣言!

すぐに岡本さんが的を1枚抜いたあと、なぜかお互いに向かって撃ち始めるおふたり(!?)。

おふざけもそこそこに、先輩・岡本さんがもう1枚射抜いてストレート勝ちを収めます。

石川さんは「負けたんですか……?」と現実を受け止められない様子でした(笑)。

決勝は森久保さんVS岡本さん!

岡本さん「負けたらプロ・フィットに入ってくださいね!」と言って白手袋を床に投げつけます。

森久保さんは「そう言うってことは、逆もあるんだよな?」とプレッシャーをかけ「続きは、裏で」と白手袋を投げ、事務所移籍を懸けた(!?)譲れないバトルが勃発!

ふたりともすぐに1枚ずつ的を倒し、つづけて森久保さんがもう1枚と、トーナメントを勝ち抜きます。森久保さんが賞品すべてと岡本さんを手に入れました。

注:お分かりとは思いますが、このイベント内のバラエティコーナー内でのお遊びで、事務所移籍などは冗談です!(笑)

キャラクターCDシリーズが制作決定! 今後も目が離せない!!

昼公演では続編『Episodio1926』の発売が2020年と発表され、夜公演ではキャラクターCDシリーズの制作が発表されました。

キャラクターCDは2020年に5枚連続リリースされるということで、続報にも注目です!

期待で会場がざわめくなか、朗読劇の後半へ――。

オルロックがあることを思い出したことで、こちらの3人もヒロインがいる場所へ向かいます。

そこには、すでにヒロインを見つけたファルツォーネ・ファミリーのふたりが。ヒロインの無事を確かめたあと、みんなで教会へ……。

星空を見上げる“サン・ロレンツォの夜”を思い思いに楽しみますが、楊とニコラが揃うと不穏なムード!?

一方、ギルバートとダンテは、遠慮がちなオルロックに食事を勧めるなど、温かな時間が流れました。

お祭りが終わり、改めて自分たちが置かれている状況を思う5人。『ピオフィオーレの晩鐘』の世界観を肌で感じられるシリアスな朗読劇を観客は息を呑んで見守りました。

朗読劇が終わると、各キャラクターの語りへ。

これまでの物語から『Episodio1926』へとつづく、彼らの今の想いに触れることができました。

そして、朗読劇を締めるように本作のエンディングテーマ『風花 ~winter white lily~』をSHOJIさんがこのイベントで初披露しました。

いよいよイベントもエンディングとなり、どこかしんみりするキャスト陣。

最後にひとりずつこのイベントへの感想や、今後の抱負を述べます。みなさんがご自身の言葉で作品への愛を語っていらっしゃることがとても印象的でした。

石川さんが「台本をもらった段階から、面白いなと思った。だからこそ、僕らも台本に負けちゃいけないなっていう思いが強かった」と作品と出会ったときの印象を振りかえります。

そして「僕自身もこの作品をずっと胸に大切にとっておきながら、ダンテを演じていきたいと思いますので、今後ともどうぞ『ピオフィ』をよろしくお願いします」と締めくくりました。

 アーティスト+キャスト

イベントの模様は期間限定のアーカイブ配信も!

最初から最後まで『ピオフィオーレの晩鐘』の世界観一色に統一された本イベントの模様は、期間限定のアーカイブ配信で観ることが可能です。

タイムシフト予約をできなかった方も、ぜひアーカイブ配信を利用してご覧ください!

【アーカイブ配信期間】8月25日(日)0:00~9月17日(火)23:59

※アーカイブ配信を視聴するには、生配信チケットとは別に各公演、3500pt(チャンネル会員3200pt)ずつ必要です。
※アーカイブ配信ではコメント機能はご利用いただけません。

⇒詳細はコチラをご覧ください

開催概要

 イベントロゴ_ピオフィオーレの晩鐘_Vacanza-Burlone_統合

【イベント名】ピオフィオーレの晩鐘 ~Vacanza Burlone~
【開催時期】2019年8月17日(土)昼夜2回公演
【会場】和光市民文化センター サンアゼリア 大ホール
【出演】石川界人(ダンテ・ファルツォーネ役)、森久保祥太郎(ギルバート・レッドフォード役)、岡本信彦(楊役)、木村良平(ニコラ・フランチェスカ役)、豊永利行(オルロック役)/SHOJI(アーティスト)

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