BANYARO Fesの詳細リポート後編!
2016年11月19日に都内、ニッショーホールにて開催された、リズムアプリゲーム『バンドやろうぜ!』初の公式イベント“BANYARO Fes”。
詳細リポート後編は、朗読劇が行われた「バンド読もうぜ」のコーナーを中心にお伝えします!
▼詳細リポート:前編はこちら
ボーカル4人が集合した“BANYARO Fes”詳細リポート:前編
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ゲームから飛び出した彼らにときめきが止まらない……至福の「BANYARO Fes」リポ!
「バンド読もうぜ」のコーナー!
続いて、「バンド読もうぜ」のコーナー。
本日この日のために書き下されたというシナリオ、『シークレット・リハーサル』を4人が生で朗読します。
4バンドのボーカルたちが、それぞれ別のルートで誤った情報を伝えられ、 本番とは異なるライブ会場に到着してしまったところから物語が始まります。
最初に会場に来たのは大和と京。
そこに、着替え済みのマイリーが飛び込んできます。
大和「気のせいかな、いま、男子トイレから出てこなかった?」
マイリー「うわぁ、見てたの? ……えーと、これには深い事情がありまして……」
京「深い事情……女の子が男のトイレから出てきたなんて、たしかにそこには深い事情がありそうだ……もしかしたら複雑な家庭環境によるものかもしれない……あるいは特別な性癖というやつか……いずれにしても、他人が踏み込むべき問題ではないな……深入りしないのがいちばんだ……わかった」
マイリー「えー、すぐに納得されると、むしろモヤモヤするよ! 言い訳は聞いてほしいんだけど……」
京「大丈夫だから……」
マイリー「なにが!? どんな解釈されているのか、逆に不安なんだけど!」
大和「気にするな! どっちのトイレ使うかなんて、ちっちゃな問題だろ? 同じ人類だからな!」
マイリー「いや、枠組みが広すぎやしないか? おまえは入ったことあるのか女子トイレに!」
葵陽「ハァハァ……みんなー、遅くなってごめん!」
マイリー「え、誰?」
大和「見ればわかるだろ? 人類だよ」
葵陽「こんにちは……人類です」
……こんな感じで、最初からこちらの腹筋を狙ってくる、笑いどころ満載のシナリオでしたが、なんとか4人が集結しました(笑)。
お互い自己紹介をすると、全員ライブの出演者で、しかも担当パートがボーカルということが判明。
そこに各バンドのメンバーやマネージャーから電話があり、間違ったライブ会場に来てしまったことがわかります(大和だけは正しい情報を教えられていたのに、大和本人が間違えました)。
どうやらここは、マスターの知り合いがやっている改装中のライブハウスのようです。
マスターがクルマで迎えに来てくれることになりましたが、本番には間に合ってもリハーサルの時間がないことに気づいた4人……。
さいわい楽器はあるので、雰囲気だけでもそれぞれのバンドのメンバーになりきり、 迎えが来るまで順番にリハーサルをしてみることにしました。
大和「葵陽、違うぞ……ギターの宗介は、そんなにノリのいいやつじゃない」
葵陽「そうなの?」
大和「宗介はいつも口が悪いんだ。てめぇとか言って不機嫌な顔ばっかする」
葵陽「うーん、わかった……じゃあ、やってみるよ……あー、あー、あー、ん、ん、、ん(声を調整)……てめぇ、このやろー! ちきしょー、このやろー!」
言葉は汚いのに、迫力がぜんぜんない、葵陽版の宗介です(笑)。
葵陽「ごめん、俺にはこれが精いっぱいだよ……」
大和「どんまい! あと、ベースの翼は女子が大好きで、たまに悪い顔するんだ」
京「悪い顔……? つまり悪か……悪を顔で表すのは俺には難しそうだ……自分なりに悪を表現してみよう……かの地より出ずる漆黒が、怨嗟の声を上げるとき、闇夜は鮮血に染まりゆくだろう!」
マイリー「なんで急にポエム!?」
京「俺なりに悪を表現したのだが……」
葵陽「大和くん、いまのでいいの?」
大和「うーん、ちょっと違うけど、だいたい翼だったぞ!」
……京ちゃんによる、なんだかすごい翼が召喚されました(笑)。
大和「よし、つぎはドラマーだな。まず、徹平はそんなにかわいい顔してないぞ」
マイリー「ええっ……」
大和「徹平を再現するなら、惨劇後の悪魔みたいな顔になってくれ!」
マイリー「いや、どんな顔だよ、それ! ていうか、注文の難易度高くない?」
大和「大丈夫! マイリーならできるさ!」
マイリー「うわっはっはっはっ……吾輩に食われたいのはどいつだぁ」
大和「まじめにやってくれ」
……なぜかマイリーにはきびしい大和です(笑)。
続いて、OSIRIS。
大和がギター、葵陽がベース、マイリーがドラムの担当になりました。
京がライブ開始のポエムを口にすると……。
大和「すっげぇ! かっこいー! なぁ、OSIRISのギターも、いまみたいの言うのか?」
京「いや……レイの口癖はメジャーデビューだ」
大和「わかった! うぉぉぉぉ! 俺は天下一のメジャーデビューをしてやるぜ!」
京「天下一のメジャーデビュー……? よくイメージできないが、あまり間違っていない気がする……そんな感じだ!」
葵陽「ねぇ京さん、ベースはどんな感じなのかな?」
京「ベースの真琴は、メジャーデビューにはまったく興味がない……」
葵陽「足並み揃ってないんだけど、大丈夫?」
マイリー「ドラムはどうすればいいの?」
京「ドラムの進は……生ガツオでぶっ刺してくれ」
マイリー「指示おかしくない!? 生ガツオでぶっ刺すってどういう状況……」
大和「大丈夫! マイリーならできる!」
マイリー「うっ……(必殺技っぽく)生ガツオ!!!」
京「すまん……まじめにやってくれないか?」
……またも、きびしく当たられてしまうマイリーです(笑)。
3番手はFairyApril。
もうドラムはイヤだというマイリーに代わり、大和がドラムを担当。京がベース、マイリーがギターとなりました。
葵陽「本物のフェアリーエイプリルのつもりで、幸せの魔法をみんなに届けるよ! フェアリー……」
マイリー「(元気よく)GO!」
葵陽「ダメだよ、マイリー……」
マイリー「えっ」
葵陽「そんな幸せそうな顔してるの、一真くんじゃない……」
マイリー「ええっ!? 幸せの魔法なのに!?」
葵陽「一真くんは音楽にまじめだから、自分にもみんなにもすごくきびしいんだ……きびしすぎてときどき口うるさいけど……ああっ、でも、悪気があるわけじゃなくてね! それと、フェアリーエイプリルは俺と美郷と吉宗が4月生まれなんだけど、一真くんだけ11月生まれで、そのことを気にしていて……でもそれを指摘すると、すごく怒るんだよ」
マイリー「なんか……面倒くさい人だね」
葵陽「ベースの吉宗はね、明るくて、ムードメーカーで、あと焼きそばが大好きなんだ!」
京「焼きそばが好き……それは、ベースとなんの関係があるんだ……だがしかし、言われたからには表現してみよう……時空の狭間に引き伸ばされた小麦粉が、褐色のソースとまじりあうとき、芳醇な香りがこの世界を満たすだろう!」
……焼きそばのポエムに大爆笑の客席です(笑)。
葵陽「すごい! ぜんぜん似てないはずなのに、吉宗の魂が伝わってきたよ!」
マイリー「本当に? みんな京さんに甘くない?」
葵陽「ドラムの美郷は……とにかく優しくて、見た目もかわいらしいんだ」
大和「そっか! よし……うぉぉぉ! 俺は天下一かわいらしいドラマーだ!!!」
あさひ「うん、1mmもずれることなく、ただの大和くんだね……」
……完全に、京ちゃんには優しく、マイリーにはきびしく、大和はひたすら大和……という流れができてきました(笑)。
最後はCure2tron。
京がギター、大和がドラム、葵陽がベースを担当します。
最初にマイリーが「まず、みんな、ガニ股禁止! 声をもっと高くして! キュアキュアトロンは、かわいい男の娘バンドなんだから!」と言ったところで……。
葵陽「えっ……おとこの、こ?」
マイリー「うん、男の娘って書いておとこのこ。女の子みたいに、とにかくかわいく、が僕たちのコンセプトなんだ!」
葵陽「女の子みたいに……ってことは……」
マイリー「うん」
葵陽「えええええっ……じゃ、マイリーって本当は男なの?」
いままでマイリーを女の子だと思っていた一同ですが、男性であることに気づきます。
そして、Cure2tronのメンバーを紹介していきますが……
マイリー「ギターのシェリーはすごくキレイで、なんというか美人で、隣にいるとドキドキしちゃって……」
京「今宵、性別の境界を超越し、人類は新たなる扉を開く……」
マイリー「いやいやいやいや、ポエム禁止!!! 性別の境界とか、生々しいこと禁止!!!」
大和「まぁまぁまぁ、ドラムはどんな感じなんだ?」
マイリー「あー、ドラムのミントは、とにかく明るくて楽しくて、なんかキャッキャしてるのが大好きなんだよ」
大和「わかった! うぉぉぉぉ! 俺は天下一の男の娘だ!」
マイリー「キャラ変える気ある?」
葵陽「ねぇ、ベースはどんな人?」
マイリー「あー、ユキホは和服が似合うおしとやかな美人さんで、ふわーっとしてて、でもなんか、たまに怖くて……」
葵陽「うーん……うまくできるかなぁ。とりあえず、やってみるよ……(女声で)んふっ、わたしユキホ。今宵は私たち、キュアキュアトロンの音楽で、メロメロになってくださいね」
……葵陽の完璧な女声に、客席はヒューッと大歓声です(笑)。
マイリー「クオリティー高くない?」
葵陽「そうかな?」
大和「すっげぇ! なぁ、もう一回やってくれよ」
葵陽「うん……(女声で)ごきげんよう、皆さん、わたしたちの甘美なる音楽で、みんなの頭を、ぐるぐるマジックにしてあ・げ・る♪」
マイリー「クオリティー! 予想外のクオリティー!」
葵陽「そうかなぁ? ……(女声で)ぜんぜんよ?」
マイリー「なんだろう……僕よりうまくやられると、それはそれで複雑なこの気持ち」
……こんな感じで、マイリーが自信をなくしかけたところで……。
京「……あの光はなんだ?」
葵陽「ん? ほんとだ……なにかが遠くで光ってる」
マイリー「ねぇ、あの光、どんどんこっちに近づいてるよ?」
大和「あの光は間違いない! あれはマスターのハゲ頭だ!」
マイリー「マスターが迎えにきてくれたんだ! これでライブに間に合う!」
葵陽「よーし、今度こそ本当に、幸せの魔法を届けなきゃ!」
マイリー「僕たちも、魅せちゃうよ!」
京「悠久の光……いまこそ地上を照らしたまえ!」
大和「いま行くからな、ライブ会場のみんな! 全身全霊で、吠えるぜ、BLAST! ……みんな立って!」
……と、マスターのお迎えが到着したようで、シームレスにライブコーナーへと突入しました!
ライブコーナーでは生演奏で熱唱!
ライブコーナーは、生田さん(BLAST)→小林さん(OSIRIS)→黒沢さん(Cure2tron)→蒼井さん(FairyApril)の順で2曲ずつ演奏したあと、蒼井さんが「これで終わったと思うでしょ? まだまだ続くよ!」と告げ、今度はスクリーンにMVを流しながら、先ほどとは逆の順番で再登場し、1曲ずつ披露。
客席はバンドカラーに合わせたペンライトを振って、盛り上がりました。
【BLAST】
Dreamer
Objection
【OSIRIS】
Voice
Into the Madness
【Cure2tron】
メガメガトロン
Cutie Tune Up
【FairyApril】
Storm Flight
スリルを頂戴
雨天決行ガムシャララ
【Cure2tron】
ぐるぐるマジック
【OSIRIS】
Darkness
【BLAST】
Alternative
エンディングではうれしいニュースが!
最後に4人が登場し、『バンやろ!』最新情報のお知らせです。
2017年3月1日に初のミニアルバム『デュエル・ギグ! vol.1』の発売が決定したことが発表されました。
CDに新録楽曲とオリジナルボイスドラマが収録されるほか、特典DVDにはミュージッククリップが収録されるそうです。
こうして、バンやろ初の公式イベントは大盛況で幕を下ろすことに。
イベント終了後の4人は、公式ニコ生放送に出演するために、そのままスタジオに移動していきました。
▼そのニコ生での様子はこちら
生田鷹司・小林正典・蒼井翔太ほか『バンドやろうぜ!(バンやろ)』初ニコ生リポート
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