本気の“学園祭”をその場のノリとアドリブで！

TVアニメ『ワンパンマン』のキャスト登壇イベント『ワンパンマン マジ学園祭』が、2018年8月12日、埼玉・大宮ソニックシティにて開催され、待望のアニメ第2期が2019年4月より放送されることが発表されました。“その場のノリ”とアドリブで大盛り上がりだった本イベントより、昼公演の模様をお届けします！

今回のイベントは、本編の設定ではなく“パラレル学園シリーズ『中学生サイタマ』”の世界観のもと、サイタマたちの通うZ市立平和中学校の学園祭という設定です。

“パラレル学園シリーズ『中学生サイタマ』”は、第2期のプロジェクト第1弾として全4巻が発売されたオーディオドラマCD『ワンパンマン マジCD DRAMA & SONG』に収録された物語。おなじみのキャラクターたちが、中学生や教師となって登場します。

チャイムの音が鳴ると、ピンクのジャージ姿の小野坂昌也さんとスーツ姿の津田健次郎さんが登場。

朗読劇で学ラン姿のキャストがアドリブを連発！

演劇部ひとつ目の演目『ロミオとジュリエットと先生と弟子』には、サイタマ（古川慎さん）、ジェノス（石川界人さん）、ロミオ／ジュリエット役の音速のソニック（梶裕貴さん）、ティボルト役のチャランコ（増田俊樹さん）が出演。

見どころは、ソニックが演じるロミオとジュリエット！　分身技を使い梶さんが見事にひとりふた役を演じ分けてみせます。

また、ソニックがサイタマへ勝負を挑むシーンでは、本編同様、サイタマの一撃を股間にくらい梶さんが内股で悶絶する場面も（笑）。

10人に分身する“十影葬”や忍者走りの超高速っぷりを、様々な動きで表現するたび笑いが起こります。が、ソニックの出番はあっさり終了。

物語はキング（安元洋貴さん）のナレーションによりぐいぐい進行していき、最終的にはサイタマがサイボーグ化する方向でまとまり、幕を閉じたのでした。

続く『赤ふんどしちゃん』には、赤ふんどしちゃん役のぷりぷりプリズナー（小野坂昌也さん）、おおかみ役のガロウ（緑川光さん）、狩人役のアトミック侍（津田健次郎さん）、タンクトップマスター役のタンクトップマスター（小西克幸さん）が出演。

少女のような心を持ち、赤ふんどしだけを身に着けているという設定の赤ふんどしちゃんを、小野坂さんが熱演！

タンクトップ姿を披露した小西さんの熱いお芝居や、さまざまなアドリブをうまく処理する安元さんの、何度聴いてもおもしろいイントネーションで、朗読劇は大盛り上がり。濃いめにアレンジされたシナリオを、キャスト陣がノリノリで演じていました。

朗読劇のシメは、出演していたにもかかわらず、サイタマたちから認識されないチャランコ！　オチ担当となってしまった増田さんの叫びと、戸惑いながらステージを去る姿に客席からは大きな拍手が送られました。

アニメ第2期の発表と生ライブに大興奮！

軽音楽部の発表ではJAM Projectが圧巻のパフォーマンス！　さらにお待ちかね、映画部の発表コーナーへ！　第2期最新特報が上映され、2019年4月放送であることが発表されると、再び大きな歓声が起こりました。

後夜祭でも増田さんが大健闘！

後夜祭はキャストトークパート。ここまで盛りだくさんだった学園祭や、アニメ第2期への意気込みが語られました。

ちなみに緑川さんが演じるガロウは、アニメ第2期で本格的に登場するキャラクター。まだほかのヒーローたちを収録現場で見ていなかったため「みんなそういう役柄なんだ～って勉強になりました」と朗読劇を振り返る緑川さん。これには「ちょっと違います！　パラレルです！」とほかのキャストが食い気味に否定していました。

“学園祭の思い出”では、古川さんがバンドでボーカルをやっていたことや、梶さんが演劇部で創作劇を演じたエピソードが語られました。増田さんは今日の学園祭を振り返り、「基本的に雑ですよね！」とオチ要因だったチャランコの扱いにひと言（笑）。

イベントがオンタイムで進行できるよう、影で支えていたヒーローは増田さんだったことが明らかに！

“第2期のアフレコまでにやりたいことは？”という質問ではまさかの大喜利状態となり、津田さんの「散歩と温泉」に始まり、梶さんが「温泉でお刺身が食べたいです」、安元さんが「みんなで記念撮影、温泉地で」とボケ続けると、司会の小野坂さんも生き生きとツッコミに勤しんでいました。

この後も古川さんと増田さんによる“ワンパンマン”あいうえお作文をはさみつつ、とうとうフィナーレへ！　JAM Projectによる『THE HERO !! ～怒れる拳に火をつけろ～』の熱いパフォーマンスに続いて、キャストがファンへのメッセージを送ります。

＜古川慎さん（サイタマ）＞
本日はありがとうございました。私自身は今日のイベントも頼りなかったですが、周りにこんなに素敵なキャストと支えてくれるスタッフと、そしてこの作品を愛してくださるファンのみなさんの力で、『ワンパンマン』はもっと先に進めるんじゃないかと、このイベントを通して確信しました。みんなで最高の作品を作っていきますので、第2期スタートまでもう少々お待ち頂ければと思います。これからも『ワンパンマン』をどうぞどうぞよろしくお願いします。

＜石川界人さん（ジェノス）＞
皆さん今日は来てくださってありがとうございました。今回は“学園祭”ということで、前回は“秋祭り”で、果たしてつぎは何をやるんだろうといまから思っております。来年は第2期放送もありますし、時期的にも、またこういうイベントの機会があれば嬉しいなと思っております。
アニメも期待して頂きつつ、こういうイベントの場の期待も抱きつつ、引き続き『ワンパンマン』を応援していただけたら嬉しいです。

＜梶裕貴さん（音速のソニック）＞
改めて特報を観たり音楽を聴いてかっこいい作品だなと感じました。朗読劇でまたソニックを演じられて嬉しかったんですが、まさか僕自身が股間を押さえる日が来るとは……（笑）。でも、とても楽しかったです。もっともっとソニックを演じたいですし、皆様もそんな彼の姿を、4月の放送まで楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。またこういう形で皆様とお会いできる日が来ますように！　ありがとうございました。

＜津田健次郎さん（アトミック侍）＞
こうやって皆様とお会いできたことを嬉しく思っております。たまに密かに応援してますとおっしゃってくれる人がいるんですけれど、ぜひ前面に出て、自己主張しながら全力で応援して頂けると嬉しいです。引き続きアトミック侍と『ワンパンマン』を応援してください。本日はどうもありがとうございました。

＜安元洋貴さん（キング）＞
僕は『ワンパンマン』の漫画が好きで、ずっと読んでいるんですけど、だからこそ、キングがどういうことをするのかちょっとわかってて。
さっきの特報で一言だけ「帰ってゲームしよう」みたいな台詞が出てきたんで、「あ、ついにあのくだりを演じられるんだ」と、本当に楽しみです。
僕は弱いところがある人が好きなんで、それを美しく演じられたらいいなと思うので、がんばります。今後ともよろしくお願いします。

＜小西克幸さん（タンクトップマスター）＞
今日は皆さんどうもありがとうございました。タンクトップを着てよかったです（笑）。JAM Projectの歌もすごくアツくて、結構裏でテンション上がって聴いておりました。タンクトップマスターがどれくらい出るかちょっとわかりませんけれども、皆さんといっしょに、テレビの前で正座して『ワンパンマン』を応援したいと思います。

＜小野坂昌也さん（ぷりぷりプリズナー）＞
本日は皆さんありがとうございました。僕は原作をずっと読んでいて、何回も読み返すとそのたびに新しい発見がたくさんあって大好きです。
格闘のシーンも大好きでガロウすごいかっこいいなと思っていて、アニメになるのが楽しみでしょうがないです。第2期でどれくらいまで描かれるでしょうね。単行本の最後に載っている番外編もやっていただきたいですね。そこに僕も出てますしね。これからも応援よろしくお願いします。

＜増田俊樹さん（チャランコ）＞
きっと第2期ではバング一門の話がたくさんありますので、チャランコの出番も増えると思っています。今後の作品のさらなる発展に期待して下さい。ありがとうございました。

＜緑川光さん（ガロウ）＞
まだちょっと本当にどんな感じになるか未知数なんですけれども、ベストを尽くして、よりガロウというキャラクターが魅力的になるようがんばりますので、ぜひぜひ応援してください。今日はどうもありがとうございました。

＜JAM Project（影山ヒロノブさん）＞
JAMも、そして俺たち5人とも、何十年もこの業界で頑張ってきたんですけど、いままで色んな作品と出会ってきました。その中でも『ワンパンマン』はとてもストロングな出会いだったと思います。俺達が海外に招待されているのも、『ワンパンマン』あってのことだと思っています。
なので、皆の期待を裏切らないような第2期のOPを作りたいと思います。これからもよろしくお願いします！

最後は恒例の「ワンパンチ！」の掛け声とともに全員で拳を突き上げ、嵐のような学園祭は幕を閉じました。

作品情報

【タイトル】TVアニメ『ワンパンマン』（第2期）
【放送時期】2019年4月より放送開始
【キャスト 】
サイタマ：古川慎、ジェノス：石川界人、音速のソニック：梶裕貴、戦慄のタツマキ：悠木碧、シルバーファング：山路和弘、アトミック侍：津田健次郎、童帝：高山みなみ、メタルナイト：玄田哲章、キング：安元洋貴、ゾンビマン：櫻井孝宏　他
【スタッフ】
原作：ONE・村田雄介『ワンパンマン』（集英社「となりのヤングジャンプ」連載）、監督：櫻井親良、シリーズ構成：鈴木智尋、キャラクターデザイン：久保田誓、音響監督：岩浪美和、音楽：宮崎誠、アニメーション制作：J.C.STAFF
【オープニング主題歌】JAM Project

(C)ONE・村田雄介／集英社・ヒーロー協会本部

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