キャスト3名のインタビューをたっぷりお届け

2018年1月からオトメイトレコードより発売されたキャラクターCD『君恋シグナル』シリーズの続編、『ドラマCD 君恋シグナル ―After Story―』が本日2018年8月29日にリリース。

発売を記念して、同作に出演する古川慎さん、佐藤拓也さん、中澤まさともさんのインタビューが到着しました。

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同作で描かれるのは、各キャラクターCDの物語のあと、“アナタ”が加わったことで少しだけ変化した3人の日常。

“恋愛に夢見る器用貧乏男子”赤羽淳太役を古川慎さん、“恋愛自信家イージーモード男子”青山和恭役を佐藤拓也さん、“恋愛嫌いな猫かぶり腹黒男子”黄瀬榛名役中澤まさともさんが演じています。

キャストインタビュー

キャスト写真

――まずは、収録を終えての感想を教えてください。

古川 このシリーズは3人のドラマCDを経て、それぞれのヒロインちゃんとの物語へ続く形だったのですが、1本目のドラマCDを録ったときから「めちゃくちゃ楽しいなー!」と思いながら演じさせて頂いておりまして、続編のお話を頂いたときは録る前から絶対これは楽しいだろう! と、わくわくしながら今回も臨ませて頂きました。実際録り終わると思った以上に楽しすぎて、時間があっという間でしたね。あと、いままでひとりで収録をしていたので、やっと3人揃って収録できたのも嬉しかったです。全力で受け止めてくれる人たちがいるってこんなにも嬉しいことなんだ! と思いました……。本当に寂しかったです……(笑)。

佐藤 3人でまた再会できたのがとても嬉しかったですね。『君恋シグナル』はスタートも楽しかったのですが、今回は「お前のとこはどうだった……!?」みたいなシーンがあったりして、より楽しかったです(笑)。カズくんは傍から見ていると恋愛慣れしている感じで、一歩リードしている雰囲気を出していますけど、もしかするとこのアフターストーリーでは3人の中でカズくんがいちばん浮かれているんじゃないかと……(笑)。いままでのCDから、3人の進捗や成長が聴いて頂いている中で感じてもらえたらいいのかな、という1枚になっていると思います。

中澤 今回は3人でいっしょに演じることができてとても嬉しかったです。アフターストーリーとして学生3人のわちゃわちゃしている感じも、恋愛のしっとりした雰囲気や胸がキュンとするようなところも全部詰まっているので、すごく贅沢な1枚になっていると思います。デートシーンでそれぞれの話になったときに、ふたりが演じているのを後ろで聴いていたのですが、とてもそわそわしましたね(笑)。そういうアプローチをするんだ! とニヤニヤしました。すごくほっこりした気持ちで終えられた収録でしたし、楽しかったです!

――久しぶりに3人を演じてみて、キャラクターの印象に変化はありましたか?

古川 前作のドラマCDと比べて、皆さん丸くなったなぁ……という感じはしましたね(笑)。「お前は誰が好きなんだよー!」となっていた1本目の尖っていたカズくんとハルくんのボケが、大切な人ができたからなのか切れ味が若干緩くなってる気がして、ジュンタくん的には攻めの姿勢に移れたという部分がありました。割とちくちく刺せましたね(笑)。それって幸せ太りとかといっしょで、幸せだからこそ角がとれる感じなのかなぁなんて思ったりして……。ジュンタくんだけでいうと、惚気具合に加速がかかってましたね! 思春期っていいなぁと思いました(笑)。

佐藤 前作のカズくんは百戦錬磨な雰囲気を出しつつも、先輩のことが気になってきた頃から「おや……!? これが恋ってものなんです……!?」という描写や、実は初心で繊細な部分があったりしたんですけど(笑)。今回3人に共通していたのはリア充感! 遊園地に行って「俺らの彼女、可愛すぎね?」という会話はとても可愛らしいし、それぞれが彼女のことを心から好きなんだなぁというのがだだ漏れになっていて、みんなの想いが成就してよかったねという気持ちになりました。カズくんはふだん自信に溢れているように見えますけど、先輩に対しての好意が本物でなおかつ先輩がすごくできる人なので、自分にとって負い目というか……、ちょっと引いてしまう部分があったと思うんです。そんな彼の彼女を好きすぎる気持ちが行動に出てしまうシーンは、カズくんの繊細さが見えて、演じていながらも寄り添ってあげたくなりました。

中澤 3人ともちょっとずつ変わっていましたね。それぞれの関係、性格、キャラクターの部分に大切な人ができることによって、厚みができているなぁと感じながら演じさせてもらいました。とくにジュンちゃんは意外と手が早いとかね(笑)? カズくんも彼女とトラブルがあったときに「だってしょうがねぇじゃん!」となっていたところが「いや、俺が悪かった」と言えるようになっているのはすごい変わりようだと思います。前作のハルくんも、先生に対して自信をもっているのは変わらないように見えるかもしれないけど、やっぱりどこかで必死な部分があって……。今回はその恋が叶ったからこそ、ぐいぐいいけるようになったと思うんです。人間としての厚みが増したという変化はとても感じられましたね。

――今回のドラマCDではそれぞれの惚気エピソードがありましたが、皆さんは惚気話をする派ですか? 大人しく聞いていられる派ですか?

古川 ………。しないですね……。

中澤 (爆笑)。

佐藤 そんな一段と低いトーンで古川くん……。どうしたっていうんだい……(笑)?

古川 惚気は別にいいと思うんですよ!そんな魅力的なお相手がいるんだなぁ、みたいな。でも自分のことになるとしなくてもいいかなーって……。きっと好きなんでしょうよ! そういう相手がいるってことは!

佐藤 (爆笑)。おお! おう、……どうした(笑)。

古川 その構えはなんですか、佐藤さん……!

佐藤 いやいや、いいよ。その感じおもしろいなって思っちゃって(笑)。

古川 好きではあったとしても、別に他人に言うほどじゃないと思うところがあって……。僕は惚気を聞いている派ですね。とくにおもしろい方向に行かず申し訳ないんですが……!

佐藤 僕も惚気はしないですね。例えば惚気話を聞く場合も、僕が話している相手の彼女を知っていたら「そんな感じなんだー!」と共有してお話にノっていける気がするんですけど、まったく知らないお相手で惚気話を聞かされると「ふーん……、よかったっすね………」って(笑)。

中澤 だだ漏れる興味ない感……(笑)! 僕も話すタイプではないから、話し慣れてもないですね。人が幸せなのは楽しいので、惚気話自体は聞けるほうだなとは思います。

――今作でそれぞれの“進路”について話していた3人ですが、学生時代に進路や将来についてどのように考えていましたか?

古川 ………。全然なかったですねぇ……。マジでなかった……。

佐藤 今日の古川くん、どうしちゃったの……(笑)。芝居はめちゃくちゃよかったけど、フリートークあたりから群を抜いて精彩を欠いている!

古川 いつもこんな感じですよー(笑)! 僕は専門学校卒なのですが、この先大学に行くんだろうなぁくらいの気持ちで高校に入学して、その時にこういう専門学校があるということを知って「いいね! そこ行く!」くらいの感覚で決めてしまったので、当時はとくにどんな職業になるということも全然考えてなかったですね……。いまこうしていることが僕も若干不思議に思っているくらいで、最近はちゃんと社会人ができていてよかったと思うところもあります(笑)。ありがたいですし、皆さんのおかげですね。

佐藤 僕は小学校の頃から声優になりたいとしか考えていなかったので、学校の勉強は大嫌いでしたし、勉強もしたくなかったですね。高校を出たらすぐさま専門学校に行ってやろうと思っていました。ただ、いまの学生の皆さんに言えるのは、勉強はやっておいたほうがいいね! という……。可能性も広がりますから。僕は声優になるとしか考えてなかったからこそ、やっていなかったですけどね(笑)。

中澤 僕は小学生頃から声優という職業を知って、中学生頃になんとなく「声優になりたい」というイメージがありました。高校1年生の時に受けたオーディションがきっかけで声優の勉強をするようになったんですが、大学くらいまでは自分の考えていた希望通りの進路に進んで、いろいろ出来ていたなと思っています。そのあとは全然思い通りに行かず大変でしたけどね。自分を奮い立たせて、いまここにいるって感じです。

――それでは、進路に悩んでいる学生の皆さんたちにメッセージをお願いします!

古川 とりあえず僕は「やってみよう」という方向で行った進学先が自分にとって楽しくて、どこまでいけるんだろうなと思って、いまこの場に立たせて頂いているのが自分の状況ということもございまして……。進学した当初は全然先のことも考えきれないくらいだったし、自分が楽しいという気持ちだけでやってこれている感じでした。なので、周りから言われることやしがらみがいろいろとあると思うんですけど、最終的に「ここは楽しい」と自分で思えるところが、きっとその人がいちばん輝けるところなんじゃないかなと。ひとまず進学しなくちゃいけないとか、就職しなくちゃいけないとかありますけど、その中で自分がこれは楽しいな、楽しそうだな、ということに対して諦めないでほしいですね。それによって開けてくる違う道とか違う自分の過ごし方、素敵な自分というものがあると思うので、つらいことに負けずに楽しいことを捨てないで生きていってほしいです……(笑)。もちろん、僕も楽しいことやつらいことはありますけどね! いっしょに頑張りましょう!

佐藤 結局、そのときの選択が正解だったか不正解だったかというのは、何年かしないとわからないものだと思うんですよね。それが例えばうまくいったから「正解だったかな」って思うのか、うまくいなかったから「あのときそうしとけばよかったな」と思うのも人間なので。ただ、いわゆる人生の節目にあたる“進路”が選べる状況にあって、かつ自分のやりたいものが勉強できるということに対して、「やってもいいよ」という状況が整っているのであれば、我慢をしないでやったほうがいいと思います。だって、あのときやっとけばよかったなーっていう後悔は僕も山ほどあるから。やらないで後悔することのほうがつらい! だから怖がらずにやってみたら? と思うよ、おじさんは(笑)。

中澤 僕は若い頃に「できない」と思ったときに完全に引いてしまって、自分が上手くできないからというある種のコンプレックスがどんどん膨らんで全然前に進めなくなってしまうことが結構あったんですけど、自分でも思ったし先輩にも言われたのが「できないのは当たり前で、だんだんできるようになっていくしかないから、できないから怖がるよりかはちょっとずつできていこう、学んでいこう。どういう自分になってどんな大人でいるかだけイメージしてできることを増やしていこう、それしかできないから」というのがいちばん納得しましたね。あと、最近見かけてこれだ! と思ったのが、自分のことを好き嫌いになるのではなくて“自分推しになること”という話を聞きまして。自分を推しにすることでできないことも応援していくし、奮い立たせていく、好きな部分もどんどん盛り上げていこう! というのはどんな将来を決めるうえでも役に立つんじゃないかなと思いました。

――最後に、ファンの皆様へメッセージをお願いします。

古川 \お待たせしました!/みなさんの彼氏が! 帰ってきました! ただいまー(笑)!

佐藤 どうしたの。古川君、どうしたの……(笑)。

中澤 どうしたどうした。

古川 いろいろと僕のことを受け止めてくれながらお芝居をしてくださるおふたりと、やっといっしょに収録できたことが嬉しかったですし、作品自体がとても楽しかったということもあったので、いままでよりもちょっとだけ元気なジュンタくんが皆様の元へ帰ってこれるんじゃないかなと思ってます。もちろん、それはこういう環境でお芝居をできたということもあるんですけど、久しぶりにジュンタくんとして皆さんとお話ができて、ジュンタくんが想っているアナタ(彼女)への気持ちというのは、前よりももっともっと強いものなんじゃないかなと思ってお芝居をさせて頂いております。勢いの強いジュンタくんではございますが、この勢いのまま受け止めて頂いて(笑)、聴き終わったあとに「おかえり」と言って頂けたら僕としてもとても幸せに思います! CDの発売をぜひ楽しみにしていたければ幸いです。よろしくお願いいたします!

佐藤 皆さんが『君恋シグナル』という作品を愛して応援してくれたおかげで、こんなに早く3人の物語の続きを演じることができて、本当に嬉しくありがたいなと思っております。高校生という一瞬にも思えるキラキラした時間をこの3人のお芝居で作ることができてとても楽しかったです。イベントもあるということで、すみません……。カズくんはバイトのヘルプが入っていて不参加なのですが(笑)、その分ふたりがきっとみんなを楽しく幸せな時間に連れて行ってくれると思いますので、イベントにいらっしゃる方は楽しんでくださいね。そして『君恋シグナル』という作品が皆さんの中に末永く素敵な思い出が残せる作品になるといいなと思います。ありがとうございました!

中澤 ここまでシリーズを重ねて、ようやく3人が集まっての収録ができる続編に携わることができたのも、皆さんの応援のおかげだと思います。本当にありがとうございます! イベントもありますし、皆さんとお会いする機会も楽しみなんですが、これから3人+3人の関係がどうなっていくのか、僕個人も気になるところではありますし、今後新しい物語が生まれてくる可能性をたくさん持っていますので、これからも『君恋シグナル』シリーズを応援して頂けたらと思います。ありがとうございました!

商品概要

【タイトル】ドラマCD 君恋シグナル ―After Story―
【発売日】2018年8月29日(水)
【価格】2916円[税込]
【発売元】ティームエンタテインメント
【キャスト】赤羽淳太(CV.古川 慎)、青山和恭(CV.佐藤拓也)、黄瀬榛名(CV.中澤まさとも)

あらすじ

「俺らの彼女、サイコーじゃね?」

ジュンタ、カズ、ハルの恋が無事成就してからしばらく経った、高校3年生の夏。

『リア充』全開な彼らの惚気話や、進路の話。
そして、念願のグループデートも……!?

彼氏っぽいこと、ちゃんとできてる?
彼女のこと、疑いたくない。
……幸せすぎてちょっと泣きそう。

付き合ってからも、彼らの葛藤は尽きなくて……?

『アナタ』が加わった日常のその後を、──覗いてみませんか?

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