最終章は、3人の笑顔溢れる舞台挨拶に

2018年9月1日に上映初日を迎えた劇場アニメ『曇天に笑う〈外伝〉 ~桜華、天望の架橋~』。その初日舞台挨拶が、東京・丸の内ピカデリーにて開催され、曇空丸役・梶裕貴さん曇宙太郎役・代永翼さん武田楽鳥役・下野紘さんが登壇しました。

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まずは梶さんが上映後の客席を見渡しながら、「外はあいにくの曇天ではありますが、みなさんの心はエンディングと同じように晴れていると思います」と、作品タイトルにちなんだ挨拶。さらに「初日ということで空丸っぽい服を着てきましたが……やや肌寒いです(笑)」とコメントし、さっそく笑いが起こります。

代永さんは、宙太郎の声で「会場のみんな、ライブビューイングのみんなー! ういっすー!」と元気いっぱいの挨拶。「『曇天』もフィナーレを迎えることができて、幸せな気持ちです。曇兄弟がそれぞれの道を選んでいく姿が描かれていて、清々しい気持ちでいっぱいです」と、喜びを伝えました。

一方、ふたりとは違ったところに喜びを感じていたのが下野さん。「劇場版、やっと出られた! 3作目にして台詞がいっぱいあってよかった!」と、素直な感想をうれしそうに語りました。

いたずらするほど楽しい“ハイトーンボイス3人衆”

ちなみに、こうした舞台挨拶ではトーク中の写真撮影が一旦お休みとなるケースが多く、この日も冒頭の挨拶が終わったところで司会者からそのアナウンスが入ります。

すると突然、梶さんがカメラに向けてピース!

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驚く代永さんと下野さんに、梶さんはいたずらっこのような笑顔を向けます。

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撮影がお休みになる前のシャッターチャンスとばかりに、今度は3人そろって仲よくピース!

「こんなこと、なかなかないですよ(笑)」「初日だからね!」と楽しそうに笑う3人のやりとりに会場が和んだところで、トークがスタート。

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代永さんの宙太郎を梶さん大絶賛!

久しぶりに宙太郎を演じた代永さんは、アフレコ時、ハイトーンの第一声がうまく出せなかったことを告白。「喉を温めるのに時間がかってしまって(苦笑)」と話す代永さんに、梶さんは「冒頭の宙太郎の声はやっぱりすごいなと思います。代永くんの役の中で、宙太郎が1、2を争うくらい好きです。いい声、いい楽器を持ってるよね」と大絶賛。

ハイトーンボイスの役を演じることの多い下野さんも、その苦労には共感。「温めないと出ないよね。気持ちはわかるよ!」と深く頷いていました。

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師弟対決で見せた覚悟とまさかの結末

下野さんは出番の有無と同じくらい、武田の成長も気になっていたそう。今回の見せ場のひとつでもある、空丸と武田が蒼世と鷹峯に挑む師弟対決シーンについて聞かれると、空丸とはまた違う、武田の複雑な想いについて語ります。

「犲時代からお世話になっていたこともあり、なかなか覚悟を決めきれない部分があったと思います。そんな武田が覚悟をもって鷹峯に一矢報いることができた」と成長を喜んでいました。「まさかあのふたりが地面に倒れるとは(笑)!」と下野さんがびっくりしたという師弟対決の結果は、ぜひ劇場でご確認ください。

梶さんの「かわいい!」が止まらない!

“後篇で改めて感じたことは?”という質問には、「錦がかわいい! どうしてもかわいい!」と梶さんが食い気味で答えます。「最初から最後までかわいかったです」と照れ気味に話すと、「デレデレすんなよ(笑)!」と下野さんからツッコミが飛んでいました。

代永さんは、後篇での宙太郎の役割について考えたそう。重くシリアスな展開が続くからこそ、宙太郎の存在が、観てくれる人の心を少しでも明るくできればいいな、と心がけて演じたと語りました。「天火や空丸の支えになれたら」という曇三兄弟の絆を感じさせる言葉を、梶さんも頷きながら聴いていました。

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フォトセッションの際もファンをクスリとさせるシーンが。カメラに笑顔を向けている下野さんの前に、突然梶さんが手を伸ばし……。何食わぬ顔でまたしてもいたずらをする梶さん。3人の仲のよさが伝わります。

ちなみに下野さんの服はキービジュアルの武田を意識したもの。せっかくなら武田と同じようにそばかすも描いたら……? という梶さんと代永さん、そして客席の拍手を受け、この日最後の舞台挨拶では下野さんが顔にそばかすを描いて登壇しました。

キャストコメントが到着!

最後に、キャスト陣からのコメントをご紹介します。

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梶裕貴さん【曇空丸役】

劇場の外は生憎の曇天模様ではございますが……(笑)。 こうやって再び『曇天に笑う』の世界を、外伝アニメとして、みなさんにお届けできたことを、大変嬉しく思っております。曇空丸を演じられた事が本当に幸せだと感じた収録でした。

今作では師弟対決が描かれていますが、空丸と武田にとって、“絶対的な存在”である蒼世と鷹峯に対して、自分たちなりの信念・正義感をもってぶつかっていく姿に感動しましたし、ふたりの成長を感じました。

ここで一旦『曇天に笑う』の物語は幕を下ろしますが、まだまだ『曇天に笑う<外伝>』について話したいことはたくさんあります。12月のイベントでまたお会いできるのを楽しみにしております。ぜひ『桜華、天望の架橋』をくり返しご覧ください!

代永翼さん 【曇宙太郎役】

原作では、後篇のストーリーは結構な内容の多さとなっていたので、今回劇場版がどのようにまとめて頂いているか楽しみでした。皆さんの応援のお陰で『曇天に笑う』シリーズの完結を迎えることができ、幸せな気持ちでいっぱいです。

僕自身も宙太郎を演じていて、元気をもらいつつ、いろいろ考えさせられながらも、すごく前を向いていける作品だと思いました

みなさんも、もし「勇気を貰いたいな」、「一歩前に踏み出したいな」って思ったらぜひ、何回でも劇場に足を運んで頂ければと思います。今後も宙太郎含めた彼らは成長していくので、みなさんの応援でこれからも『曇天に笑う<外伝>』を愛し続けて頂けれればと思います。

下野紘さん 【武田楽鳥役】

今回の劇場版に出番がたくさんあって良かった……! という気持ちでいっぱいです(笑)。いままでの武田は、自分の中で確固たる“正義”を持っている空丸とちがい、 まだ自分の中で“覚悟”を決めきれていない部分あるのかなと感じていました。

しかし今回の『桜華、天望の架橋』を通して、武田なりの“覚悟”を決めることが出来たのかなと思います。また、“犲”としてひとつ成長できた部分を見せられたのではないかと個人的にも嬉しいです。

今後も、何度も何度も作品を見ていただければ嬉しいなと思いつつ、武田のことも応援し続けてください!

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作品情報

【タイトル】『曇天に笑う<外伝>~桜華、天望の架橋~』
【公開期間】2018年9月1日(土)より2週間限定上映
【キャスト】
曇天火:中村悠一/曇空丸:梶裕貴/曇宙太郎:代永翼/安倍蒼世:鳥海浩輔/佐々木妃子:大原さやか/芦屋睦月:藤原祐規/鷹峯誠一郎:安元洋貴/犬飼善蔵:藤原貴弘/屍千狼:岩崎ひろし/武田楽鳥:下野紘/錦:能登麻美子/虎:松岡禎丞/亞華羽:白石涼子
【スタッフ】
原作:唐々煙『曇天に笑う<外伝>』(マッグガーデン刊)/監督:若野哲也/シリーズ構成:梅原英司/キャラクターデザイン:田中紀衣/音楽:やまだ豊/アニメーション制作:WIT STUDIO/配給:松竹メディア事業部/製作:松竹/Production I.G/木下グループ

Blu-ray/DVD情報

 sample
原作者・唐々煙氏による描き下ろし三方背BOX

【タイトル】『曇天に笑う<外伝>~桜華、天望の架橋~』
■劇場限定版Blu-ray(※数量限定)
【発売日】2018年9月1日(土)
【価格】8500円[税込]
■通常版Blu-ray/DVD
【発売日】22018年10月3日(水)
【価格】通常版Blu-ray7992円[税込]/通常版DVD7020円[税込]

<劇場限定版 特典内容>
・『桜華、天望の架橋』サウンドトラックCD
・2018年冬プレミアムイベント優先申込み用シリアルコード(3)
※2018年冬に開催予定となるプレミアムイベントへの応募にあたっては、劇場限定版Blu-ray(後篇)に封入されるシリアルコード(3)だけでなく、前篇、中篇にて販売される劇場限定版Blu-ray封入のシリアルコード(1)、(2)が併せて必要となります。予めご了承下さいますよう、お願い申し上げます。

<劇場限定版/通常版 共通特典>
外装:原作者唐々煙による描き下ろし三方背BOX
封入特典:原作者唐々煙による描き下ろし漫画付きブックレット
映像特典:原画版オリジナルOP映像(決別、犲の誓い/宿命、双頭の風魔)

【発売・販売元】松竹

(C)唐々煙/マッグガーデン・曇天に笑う外伝製作委員会