舞台『イケヴァン THE STAGE』ついに開幕!

2019年4月12日、東京、EX THEATER ROPPONGIにて『イケメンヴァンパイア◆偉人たちと恋の誘惑 THE STAGE ~Episode.0~(以下、イケメンヴァンパイア THE STAGE)』のゲネプロが行われました。

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本作は、サイバードの女性向け恋愛ゲーム『イケメンヴァンパイア◆偉人たちと恋の誘惑(以下、イケヴァン)』の舞台作品。4月12日~16日の5日間にかけて上演されます。

これまで数多くの『イケメンシリーズ』の舞台化作品が上演されてきましたが、ついに『イケヴァン』も舞台化!

そして本舞台では、ジャニーズ Jr.のユニット“MADE”のメンバー4人が揃って、主演として出演するということで、さまざまな業界からの注目を集めています。

“MADE”が全員揃って外部公演に出演するのは今回が初、さらに、舞台での主演も初めてということなので、“MADE”ファンのみなさんも見逃せない作品となっていますね。

というわけで、そんな本作のゲネプロに潜入してきましたので、その様子をちょこっとお見せしちゃいます!

やっぱり今回もイケメンぞろい!

まずご紹介したいのが、本作の登場人物。“MADE”の4人はもちろんほかの出演者もイケメンぞろい。

まずはイケメンシリーズ『イケメン戦国 THE STAGE』にも出演の荒一陽さんや竹石悟朗さんが今回も出演。
さらに『「ツキウタ。」ステージ』に出演の横尾瑠尉さん。
“フレンチ”をテーマにしたトータルエンターテインメント集団“Candy Boy”の松本ひなたさんと釣本南さん。
劇団スーパー・エキセントリック・シアターの若手男性エンターテインメントユニットGrab”A”の東将司さん。
イケメンシリーズ舞台のほか『あんさんぶるスターズ! オン・ステージ』にも出演する(あきら)さんなどなど、実力派の若手メンバーが集結しました。

カリスマ×俺様
ナポレオン・ボナパルト
秋山大河(MADE/ジャニーズ Jr.)

天才×ずるい大人
レオナルド・ダ・ヴィンチ
稲葉光(MADE/ジャニーズ Jr.)

ツンデレ×潔癖
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
冨岡健翔(MADE/ジャニーズ Jr.)

女たらし×軽薄
アーサー・コナン・ドイル
福士申樹(MADE/ジャニーズ Jr.)

天邪鬼×隠れオオカミ
アイザック・ニュートン
荒一陽

野心家×ドSな悪魔
テオドルス・ファン・ゴッホ
横尾瑠尉

無垢×優しき天使
フィンセント・ファン・ゴッホ
松本ひなた(Candy Boy)

ミステリアス×ヤンデレ
ウィリアム・シェイクスピア
釣本南(Candy Boy)

美形×異端
ジャンヌ・ダルク
東将司(Grab”A”)

人たらし×自堕落
太宰治
竹石悟朗

高貴×快楽主義
サン・ジェルマン伯爵
瑛(あきら)

クール(?)×執事
セバスチャン
長谷川慎也

『イケメンシリーズ』には、このように明確な性格のジャンル分けがなされているので、キャラクター性がつかみやすいのが特徴。

2.5次元の舞台作品では、このキャラクター性をどのように表現しているのかも見どころのひとつですよね。

今回舞台をみて、個人的な感想としては、「ゲームの印象と大分違うぞ!?」 というキャラがちらほら。

舞台をみながら、「あれ?こんなキャラだっけ?」とおもいつつ、そのギャップをいい意味で楽しむことができましたので、見に行かれる方はお楽しみに!

ヴァンパイアとして蘇るイケメン偉人たち!

※少々ネタバレが含まれますので、まだ見ていない方は閲覧注意です!

というわけで、さっそく本編へ。

プロローグでは、サン・ジェルマン伯爵が、偉人たちをなぜヴァンパイアとして蘇らせたのかを語ります。

そして蘇る偉人たちによる、歌とダンス! バラの花びらが美しく舞い、舞台の幕開けを知らせます。

つぎの場面では、アーサーの誕生日会を祝う晩餐会のシーンへ。

一癖もふた癖もある、ヴァンパイアたちが続々と登場。

ゴッホ兄弟は、とにかくイチャイチャ……ゲフンゲフン、とても仲の良い様子を見せたり、ずっといるのに全然話に入れないアイザックはふてくされてたり、男ばかり集まってきて女っ気がないと愚痴をもらすアーサーがいたりと、かなりコミカルに話が進んでいきます。

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▲フィンは、かわいいのではない、国宝級に天使でかわいい! と兄をこれでもかと褒めちぎるテオ。なんなん? そんなん萌えるやん?
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▲全編通して個人的にいちばんの萌えポイントだった膨れたアイザック。かわいすぎる!
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セバスチャンは、偉人オタクのようなキャラクターに! クールなイメージが最初から壊されていてかなりおもしろかったです。

今回の『イケメンヴァンパイア THE STAGE』は、ゲームの前日譚が描かれるため、プレイヤーである女性主人公が出てこないというのも、ポイントのひとつ。
セバスチャンと伯爵、ヴァンパイアたちが屋敷でどのような生活をしていたのかを垣間見ることができ、かなり笑いながら見ることができます。

わいわいと盛り上がる一行でしたが、賑やかな晩餐会の会場にある異変が起きます。

そこへ登場したのは、ナポレオン。ヴァンパイアとして蘇り、屋敷へやってきたのです。

しかし、ナポレオン自身は死んだはずの自分の身になにが起こったのかわからない。
しかも皆を蘇らせた伯爵も、ナポレオンとは契約しておらず、なぜ蘇ったのかわからない。

舞台上にも観客の頭にもつぎつぎと疑問が湧き出てきますが、とにかくヴァンパイアとして生き返ったのだから、この屋敷でいっしょに過ごそうと皆が説得します。

しかし突拍子もない話に納得できるわけがない!
ナポレオンは皆に敵意を向け、会場を後にします。

確かに、急に自分がヴァンパイアになって蘇ったなんて言われても信じられません。
しかも目覚めた先には、年代も国も違う偉人たちが待ち受けていたのです。信じられないのも無理はありませんね。

さて、なぜ蘇ってしまったのかと悩むナポレオンのもとへ、フィンセントやテオドルス、セバスチャンがやってきます。

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ヴァンパイアになった偉人たちが、いまここにいるのには理由がある。それを皆に聞いて回ったら?
とフィンセントは提案します。

理由を聞いて回るうちに、ヴァンパイアたちには蘇ってまで“やりたいこと”があるということが判明してきます。
このことは、ナポレオンが自分の存在意義について考えるきっかけとなりました。

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太宰さんがここにいる理由……は、ともかくとしてめちゃくちゃかっこいい、かっこよすぎです竹石さん!

謎の脅威襲来!

皆の話を聞いていると、外からセバスチャンの悲鳴が聞こえます。

何事かと駆け付けると、セバスチャンが見知らぬ男に襲われています。これに立ち向かうは、美しき戦士ジャンヌ
華麗な剣劇を披露してくれ、思わずときめいちゃいます!

異変に気付いたヴァンパイアたちも集結。大立ち回りが始まります。

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一時脅威を退けた一行。襲ってきたひとりの男の手には“手紙”が。
差出人は、かの有名な殺人鬼“ジャック・ザ・リッパ―”であることが判明します。

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謎の男たちは、一様に“ジャック”を探していました。

このことを受けアーサーは、この中に“ジャック・ザ・リッパ―”がおり、そしていちばん怪しいのはナポレオンだと言い放ちます。
フィンセントたちは、ナポレオンをかばいますが、伯爵は少し考えた後、ナポレオンを牢屋に入れることを決めてしまうのです!

見ている我々からしたら、何もしていないナポレオンが拘束されてしまい、なぜ?どうして?となってしまいますが、じつはこれにも伯爵の思惑があったことが最後に分かります

ちなみにこの男たちは、“ジャック・ザ・リッパ―”事件の冤罪被害者たち。
ヴァンパイアとして蘇っているため死ぬことはなく、ナポレオンが拘束されたあとも、男たちの襲撃は収まることを知りません。

ここからはバトルシーンが多く展開されます。

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いちばんの衝撃のシーンは、モーツァルトのバトルシーン

襲ってきた男たちに囲まれ絶対絶命の場面にレオナルドが助けにやってきます。
レオナルドは、そばにあったモーツァルトの楽譜を盾に戦い、モーツァルトは驚愕。
やがて真っ二つに破れてしまった楽譜を見て、ついに覚醒してしまいます!

なんと、戦いの“た”の字も知らなそうなモーツァルトが、襲ってきた男たちをつぎつぎとなぎ倒し、アクロバティックなアクションを見せます。
ついには、バク宙も披露する場面も! 思わず「えええ!!」と声が漏れてしまうと同時に、「は! 彼はジャニーズJr. ……」と気づかされ感動しきりでした。

この場面、諸事情によりお見せできないのが残念ですが、行かれた方はびっくりすること間違いありません!

この後も、別の意味で、会場を沸かせることとなるモーツァルト。彼のイメージをがらりと塗り替えられる台本に、ハラハラとニヤニヤが止まりませんでした。

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モーツァルト第2の見せ場となった場面。あることをやらされるのですが……その矛先がテオになったとき。この表情ですよ! ちなみにこの場面は公演ごとに出てくるキャラクターが変わるそうです。いかれる方は誰が出てくるかはお楽しみに!
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▲これまでの騒動には一切参加しないシェイクスピア。彼は裏でいったい何を……?

物語後半は、ついに“ジャック・ザ・リッパ―”と直接対決が待っています。

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蘇った狂気“ジャック・ザ・リッパ―”に追い詰められるヴァンパイアたち。

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戦いにうってつけのナポレオンさえいてくれれば……。みな彼を牢屋に入れたことを後悔しだします。

なぜ彼を信じてやれなかったのか、アーサーやジャンヌなど、彼に疑惑をかけたヴァンパイアたちは、ついにナポレオンを解放することを望み奮闘します。

解放されたナポレオンは、正義の剣で“ジャック・ザ・リッパ―”と対峙。
なぜ自分は蘇ったのか、“ジャック・ザ・リッパ―”との戦いを通じて、己の存在意義を見出していきます。

この勝負の行方は? そして、“ジャック・ザ・リッパ―”を蘇らせた真の黒幕とは……?

歌にダンスに殺陣と見どころも多く、目まぐるしくどんどんと展開していくストーリーには、『イケヴァン』をプレイしていない人でもきっとのめり込めると思います。
モーツァルトが豹変したり、兄弟の距離感が近すぎたりと、2.5次元だからこそ楽しめる要素がたくさん詰め込まれていました。

個人的には、ヒロインが登場しないというのも、『イケメンシリーズ』の舞台では新鮮に感じかなり好印象でした。
しかしその一方で、恋愛にまつわるシーンがないため『イケメンシリーズ』ならではのきゅんポイントが少ないといった面も。
個人的には、きゅんポイントがなくても十分に楽しめたので(というか別の部分できゅんを感じられるので)、こういったスタイルも今後続けてほしいなと感じました。

やっぱりあのシーンは衝撃。囲み取材の様子をお届け!

ゲネプロ後には、12名のメインキャスト陣による囲み取材が行われました。

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まず今日のゲネプロの感想について聞かれると、皆さん口を揃えて「緊張しましたね~」とコメント。

秋山さんは、「12人の偉人が、それぞれどういうキャラクターなのか、どういう個性なのかというのをいちばんに伝えたいと稽古してきました。めちゃくちゃ緊張したけど、これが俺らだぞ! というのが表現できたと思います。」と今日のゲネプロの出来に満足した様子。

つづいて自分の演じたキャラクターとの共通点や違いについては、最年少の瑛さんが、年長の役柄を演じたことが皆さんいちばんギャップに感じていたそう。

またモーツァルト役の富岡さんは、「僕は(モーツァルトと違って)潔癖でもないし、ツンデレでもないですけど……。どっちかっていうと大河のほうが潔癖だよね。(キャラクターと)通ずるところもあればまったく違うところもありますが、それが演じ甲斐があります。僕たちも役を演じるうえで、たくさん悩みました。ゲームで遊んでくれたファンのみなさんに楽しんでいただける舞台にするため、愛されるキャラクターをどう作るかということが今回のたいへんな部分でした。」と役作りの苦労を語ってくれました。

ここで富岡さんのバク宙の話題に。やはりこのアクションシーンについては、皆さんびっくりされたよう。
華麗なバク宙を披露してくれた当の富岡さんは、
「僕もゲームをやって、これはおそらく絶対にアクションしない役だな、ピアニストだし人を殴ったり蹴ったり絶対しないなと思って台本をみたら……すげ~(アクション)あるじゃんこれ! って……(笑)」
と本人も戸惑われていました。

つぎに投げかけられたのは、この世界観、衣装での舞台はいかがでしたかという質問。

最初のビジュアル撮影の時は不安だったという皆さん。カツラと衣装をつけて顏を合わせたとき、MADEの4人は誰が誰だか分らなかったそう
この作品では、皆さん派手な色のカラーコンタクトをつけているのが印象的ですが、セバスチャン役の長谷川さんは、今回人生初めてコンタクトをつけたようで、撮影時には片方いれるのに30分かかったというエピソードも飛び出ました。

稽古時や休憩中などは、どんな話をするかという質問に、「男子校みたいだよね」と皆さん。
「ゲネプロ前に円陣を組んだときの掛け声で、“俺たちはイケメンだー!”ってみんなで暗示をかけたりして、鼓舞してました。」と舞台裏の秘話も。

自分が選ぶならどのキャラがいいという話題では、レオナルド役の稲葉さんは、大人の雰囲気のレオナルドが気に入り「自分推しです!」とコメント。

ナポレオン役の秋山さんが選んだのはフィンセント。
「やさしい感じがするのはこのキャラだから」と理由を述べると、フィンセント役の松本さんは、「でもフィンセントは夜めっちゃ激しいんですよ!」と大胆な発言をし会場を沸かせました。

また女性一番人気のキャラ・アーサーを演じた福士さんは、人気キャラを演じることをプレッシャーに感じたよう。
女ったらしという設定ですが、今回キャストに女性がいなかったため、女ったらしを演出するためにしたことは、共演者全員に“触る”ことだそう。
「そういったところから女ったらしが始まるのかなって……」とじつは陰で見えない役作りの工夫をしていたことを明かしてくれました。

最後にキャストを代表し、秋山さんから、
「『イケメンヴァンパイア THE STAGE』は、ゲームの前のお話で、このキャラクターたちがどういう風にしてゲームの『イケメンヴァンパイア』になっていったのかというお話なので、もちろんゲームを知ってる方は、あ、そうだったんだと思う部分があると思います。そして(ゲームをやっていない方も)舞台を見ていただいて、『イケメンヴァンパイア』をやってみたいと思ってもらえるように頑張っていくので最後まで応援よろしくお願いします。」と意気込みを聞かせてくれました。

ゲームでは描かれていないキャラクターたちの意外な一面が、舞台で発揮される今回の『イケメンヴァンパイア THE STAGE』。
舞台ならではの楽しみが存分に詰まった作品となっています。みなさんもぜひ彼らの舞台をみて、そのギャップを見つけてみてはいかがでしょうか?

オフィシャルフォトが到着!※4月16日追加

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公演概要

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【タイトル】イケメンヴァンパイア◆偉人たちと恋の誘惑 THE STAGE ~ Episode.0 ~
【会場】東京・EX THEATER ROPPONGI(東京都港区西麻布 1-2-9 )
【原案】サイバード『イケメンヴァンパイア◆偉人たちと恋の誘惑』
【出演】秋山大河(MADE/ジャニーズ Jr.)/稲葉光(MADE/ジャニーズ Jr.)/冨岡健翔(MADE/ジャニーズ Jr.)/福士申樹(MADE/ジャニーズ Jr.)/荒一陽/横尾瑠尉/松本ひなた(Candy Boy)/釣本南(Candy Boy)/東将司(Grab”A”)/竹石悟朗/瑛(あきら) ほか
【スタッフ】キャラクターデザイン・原画:山田シロ/脚本:三浦香/脚色・演出:大関真(SET)
【企画・制作】スーパーエキセントリックシアター
【後援】テレビ朝日
【主催】イケメンヴァンパイア THE STAGE 製作委員会

上演情報

【日程】2019年4月12日(金)~16日(火)
【上演時間&内容】
4月12日(金):19:00(A)
4月13日(土):13:00(B)/18:00(A)
4月14日(日):13:00(A)/18:00(B)
4月15日(月):14:00(A)/19:00(B)
4月16日(火):14:00(B)
※ロビー開場は開演の1時間前、客席開場は開演の30分前となります。
※未就学児はご入場できません。
※エンディングA/Bパターンとなります。(キャストはA、B共通となります)

©CYBIRD / イケメンヴァンパイア THE STAGE 製作委員会