映画公開間近! 本作の魅力からプライベートのことまでを突撃
日本初の大人気ゲーム『ソニック』を実写映画化した、スーパースピードアドベンチャー『ソニック・ザ・ムービー』が近日公開予定!
本作は、『ワイルド・スピード』のプロデューサーが手がける超ド派手な展開と、ひとり孤独だったソニックが親友と夢を叶えていく友情ドラマが見どころです。
そんな本作の公開決定を記念して、ソニックの吹き替えを担当する俳優・中川大志さんにインタビューを敢行しました!
作品の見どころはもちろん、収録で苦労したことやプライベートでの過ごしかたなど、たっぷりお届けします♥
「まさか自分のところに吹き替えのオファーが来るとは想像もしていませんでした」──中川大志さんインタビュー
——まずは本作の主人公・ソニックの魅力を教えてください。
ソニックの魅力は何事にも動じない、いつも飄々としているところですね。どんなピンチのときも楽しもうとするところ。そこはやっぱりかっこいいと思いますね。
僕はいつも緊張するタイプなので、びびってしまったりとかするんですよ。そこはソニックを見習いたいです。
——本作の実写映画化にあたっての感想をお聞かせください。
楽しみでしたね、すごく。ソニックが実写映画化するというのはニュースで見ていたので、どうなるんだろうと思っていました。
そして発表後、そこからまさか自分のところに吹き替えのオファーが来るとは想像もしていませんでしたね。ビックリしました。
——演じられるうえで意識したことはありますか?
『ソニック』は、ゲームだけじゃなくいろんなコンテンツがありますが、映画でしか表現されていないソニック、そしてリアルなCGで描かれているソニックだからこその、細かい心の機微や内面の部分などを丁寧に演じようと思いました。
——演技でとくに工夫したところはどこですか?
ソニックのスピード感は喋りかたにも出ていて、ただ単純に早口で喋ればいいってことではなく……というか、意外と早口ではなくて。
早口で喋っているようには聞こえるんですけど、映像の尺に無理やり詰め込んでいるわけではないんです。
じゃあどうやってスピード感を出すかというと、リズムなんですよね。喋りかたの緩急とか、叩くところは叩いて抜くところは抜く、リズムを気持ちよく吐いていくと、ソニックの気持ちいい小気味良さというか、爽快感のある喋りかたになる。
英語だとメロディがつけやすいんですが、日本語って難しいですよね。そこはメリハリとメロディを気持ちよく聞けるようにと工夫しました。
——演じられるうえで難しかったことはありましたか?
難しいところだらけでしたね。やっぱり僕は声優じゃないので、技術的なところもそうですし、体力的にも大変でした。
ソニックは基本テンションが高いうえに、1日にかなりの量を収録していくので、そこは大変でしたけど楽しかったです。
——作中では、ソニックがひとり何役といった風に喋るシーンもありましたね。
そうですね、そこも難しかったです。
声を変えていかないといけないですし、口で特殊な音を出したりモノマネをしたり、技術的にもすごく難しかったです。
「一緒にやるからできること、変わることを知って欲しいです」
——本作をとくにどういった方に観て頂きたいですか?
お子さん連れにはぜひ観て頂きたいですね、純粋にソニックを知らない子もいっぱいいると思うので、ソニックのキャラクターを「かっこいい」と思って欲しいし、憧れて欲しいです。
ソニックのキャラクター像を作るうえで大事にしたのは、“近所にいそうなお兄ちゃん”なんですよ。子供たちが憧れるようなお兄ちゃん。
だから憧れて欲しいし、「走るの速くなりたいな」って思って欲しい(笑)。
あとは、ソニックがひとりぼっちのところから親友ができる話でもあるので、“友達の大切さ”を伝えたいです。
ソニックは、地球で叶えたいことがたくさんあるなかで、それをひとりじゃなくて“親友と叶えていく”意味を見つけます。親友といっしょだからこそ、その時間がまた別の意味を持つということも感じてもらえたらと思います。
一緒にやるからできること、変わることを知って欲しいです。
——中川さんとソニックの似ているところはありますか?
共通点は“負けず嫌いなところ”ですかね。
今回の映画のなかでソニックは、バケツリストといって、自分の叶えたいことをリストアップしているんですけど、僕も自分のやりたいこと、行きたいところ、叶えたいことは何としても実現させようと思うタイプなので、そこは似ていると思います。
——中川さんもソニックのように、やりたいことをリストアップしていますか?
日々しています。携帯のメモに、やりたいことだけでなく、やらなきゃいけないことも全部リストアップしています。じゃないと忘れちゃうので……。
そして、できたら消していくのが基本です。
でも仕事が立て続けに入っちゃうと、休みがないのでなかなか叶えられない。
たとえば毎月周期的にやらなきゃいけないもの、整体に行くとか歯医者に行くとか美容院行くとか。そういった自分のメンテナンスは、たまの休みに一気に予約をとって一気にやりますね。
——叶えるまでにスパンの長い、バケツリストの項目はなんですか?
オーロラを見ることです! 人生に一度でいいからこの目で見てみたいです。
——ちなみに中川さんは、忙しいなかでどのように過ごされていますか?
基本的には遊びたいときに遊んでいます。
遊びモードに入ったら仕事のことは一切考えないタイプなので。遊びを全力でやらないと仕事も全力でできないので、そこでバランスとっているところがあります。
遊ばないと仕事も頑張れないですし、遊ぶために仕事を頑張っているところもあります(笑)。
成人して、お酒を飲めるようになってからは人との過ごしかたが変わってきましたし、僕は趣味も多いので、今週の休みは何をしようかなって結構考えています。
予定が決まったら、その日をモチベーションに仕事も頑張れます!
——ソニックは速さなら誰にも負けないですが、中川さんは「これなら負けない」みたいなものはありますか?
基本、僕は遅いんですよね(笑)。行動とか……。
何ですかねー。水を飲むのは速いですね(笑)。結構一瞬でペットボトルの中身が無くなります(笑)。
——作中では小ネタが散りばめられていましたが、とくにお気に入りのシーンはどこですか?
ソニックが、キアヌ・リーブスを大好きなのが可愛らしかったですね。
「お前はこの国の宝だ」って言うシーン、あそこは可愛かったです。好きなシーンです。
——もし中川さんがソニックになれたら、してみたいことを教えてください。
やっぱりあのスピードで走ってみたいですよね。あとはワープできるリングを使っていろんなところに行く。
タダで旅行に行けるし、オーロラも見られる(笑)。
ソニックがやっていたひとり野球は……別にいいです。疲れそう(笑)。
——ちなみになのですが、中川さんの50m走のタイムは……?
タイムは、覚えてないんですけど……んーそんなに速いわけじゃなかったです(笑)。普通でした。
——最後に、本作の上映を楽しみにしているファンの方々へメッセージをお願いいたします。
ぜひ観てください(笑)!
子供も大人も楽しめる、どの世代でも楽しめるから、誰と観ても間違いなく楽しい映画だと思います。
お子さんを連れて行ってもいいし友達同士で行ってもいいし、『ソニック』の面白さは揺らがないと思いますので、ぜひ皆さんに楽しみにして頂ければと思います。
プロフィール
中川大志(1998年6月14日生まれ)
日本の俳優。 東京都出身。スターダストプロモーション所属。
出演作に『四月は君の嘘』『虹色デイズ』などがある。
作品概要
超音速ハリネズミ・ソニックのドタバタ劇が開幕!
とある星で、平和に暮らしていたソニック。
しかしある日、自分が持つスーパーパワーを奪おうとする敵に狙われた彼は、地球に逃げることになります。
それから10年。ソニックは誰にも見つからないように、しかし「仲間がほしい」と願いながら、寂しく孤独に暮らしていました。
そこに、地球征服をたくらむ悪の天才科学者ドクター・ロボトニックが現れ、ソニックは捕まりそうになってしまいます。
大ピンチの彼は、保安官トムに助けを求めますが——!?
【タイトル】ソニック・ザ・ムービー
【公開日】2020年中 全国ロードショー
【出演】ジム・キャリー、ジェームズ・マースデン
【日本語吹替版】中川大志、山寺宏一、中村悠一、井上麻里奈
【監督】ジェフ・ファウラー
【製作】ニール・H・モリッツ(『ワイルド・スピード』シリーズ)、ティム・ミラー(『デッドプール』)