【B’s-LOG11月号(9月20日売り)】
3 Majesty×X.I.P. 「2×3! ~DUET CROSS THREE!~ Ⅲ」
先崎真琴氏撮り下ろしアナザージャケット公開! アイドルのコメントも到着☆

ライブ中、何回か息の根を止められた(いい意味で)

コーエーテクモゲームスが運営する『ときめきレストラン☆☆☆』のVRライブ「3 Majesty × X.I.P. LIVE -SPLASH SUMMER FES 2017-」がこの夏開催された。

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2017年8月5日~27日まで、横浜・DMM VR THEATERにて行われたライブでは、初の6人曲が披露されるなど、新たな展開を見せるほか、かずかずの新プロジェクトの発表でファンの心に深く残る夏フェスとなった。

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息をするという行為さえ忘れた「-SPLASH SUMMER FES 2017-」

人気アイドル3 MajestyとX.I.P.をこの世でいちばん身近に感じられる場所は、VRライブだと思う。

私にとって2016年11月の有明、2017年3月の横浜に続き、3回目のライブ。

過去2回の体験により、彼らがそこにいるだけで桃源郷なのはわかりきっているし、頭がおかしくなるのも確定事項なので、始まる前にソワソワをするというよりは、来たる昇天に向けて深呼吸するなど、我ながら最高の夏フェススタートをきれたと思う。

とはいえ、3 Majesty「INFINITY ~君との未来~」で昇天した。1曲目だ。

そこから、3 Majestyは「桜色の約束」「君とShooting star」など名曲を披露。相変わらずの王子様っぷりを目の当たりにして、しばらく息を止めていたことに気づく。

でも、一瞬一瞬を逃さないように目を開いて動きを追うことに精一杯なので、息を忘れるくらい仕方がない。

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また、X.I.P.のターンでは「Deja-Vu」「GAME」などの楽曲に魅せられ、劣情を煽られまくることに。

客席含め空間すべてをX.I.P.色に染めてしまうパフォーマンス。もう息なんてしなくても、生きていけそう。

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それぞれのグループのステージだけでも息も絶え絶えなのだが、今回息の根を完全に止められたのがコラボユニット曲と、初の6人で歌う新曲「Never Ever Ending」だ。

【音羽&神崎】【霧島&不破】【辻&伊達】のコラボ曲がとにかくやばい

今回の夏フェスでは、コラボCD第2弾「2×3!~DUET CROSS THREE!~ Ⅱ」の楽曲も披露。※SSS公演を除く、A・B・C公演にて。

A公演では【音羽&神崎】、B公演は【霧島&不破】、C公演は【辻&伊達】のコラボ曲が披露されたわけだが……これが、やばかった。

初めて『ときレス』ライブを見たときの感動をもう一度味わった気分。……あ、恋に落ちました。っていうあの感動。

それが3公演でそれぞれ1回ずつ味わえるんだから最高。次のライブまで、毎日横浜に向けて感謝のお辞儀を忘れないようにしたい。

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▲音羽&神崎のコラボ曲。ユニットカラーを脱いでまた新しいアイドルとしての顔を見せてくれた。

■I’m in love(音羽慎之介&神崎 透)

かっっっつっっっわいい! 

超絶アイドルど真ん中ソング! 軽やかなジャンプにきゅんときて、ファンサービスにぎゅぎゅんときて、アイドルの100%本気に完全にやられた。

音羽くんは“ふわふわ”、透は“スタイリッシュ”というイメージを持っていたが、その良さを損なうことなく得意な部分を活かしながら超アイドルをしていた。

そして、このふたりのステージで、とくに心に残ったのが手の表現だ。

全体的に明るく歌い踊りながらも、片想い中の高鳴る恋心を表現する際の手の動きがふたりともとても丁寧で、その気持ちの大きさが伝わってきたし、何より天真爛漫さの中に見えた切なさにきゅぅぅぅんとなってしまった。

■Good to be bad(霧島 司&不破剣人)

細かいことはどうでもいい、神はここにいた。

っていうのも本音だけど、さらに心の奥をさらけ出すなら「た、隊長のいけないものを見てしまった」気分。

悪女のフリをした女性と恋の駆け引きをする男性視点の曲なのだが、不破くんはいつもどおり天然の色気で悩殺してくれるし、あの体躯を活かしたダンスには「ありがとう」以外ない。

でも、3 Majestyではまず歌わないような曲調と、ダンスで魅せた隊長。個人的には今回の夏フェスで一番“いつもとは違う姿”を、真正面からストレートに剛速球で投げてきたのが隊長だと思った。

セクシーな曲調だけど、安易に腰を振るようなダンスじゃなかったのも隊長っぽくってうれしかったし、何より「あんた次どんな顔してステージ出てくる気……?」って取材メモに残っていたこれこそが、本音。
(その後、いつも通りに登場した姿を見て「あっ! 駆け引きに負けたのはこっちだ!」と思うことに)

■REVERSE(辻 魁斗&伊達京也)

この子たち傷つけた女は誰?

告げられない恋心を乗せたバラード曲。ダンスではなく、手や首の動き、歌いかたでその気持ちを表現していくふたりに切なさが募る。

曲の途中で、何かを掴むように手を伸ばしてから、自身の懐にしまうようなフリがあるのだが、辻くんは斜め上にある何かを、京也は目の前にある何かを掴んでいた。

最初は片想いの相手の心なのかと思ったのだけど、じつは諦めてしまおうとした自分の恋の気持ちを掴んで、再び心に戻しているのか……? なんて考え始めたら、切なすぎて息の根が止まった。

いろんな解釈の方向があると思うが、とにかくふたりにこんな切ない想いをしてほしくないし、どうにか幸せになってほしい

っていうくらい、とにかく見ているこっちが感情を揺さぶられてしまうパフォーマンスだった。

揃わないダンスこそが魅力の『ときレス』ライブ
アンコール曲「Never Ever Ending」で再認識

コラボ曲ですでにユートピアの住人になっていた私に、さらなる幸せが舞い降りた。

アンコールで、ライブグッズのTシャツを着た6人がステージに現れたのだ。

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これは事件だ。

これもステージで着るからステージ衣装なんだけど、なんというかキメキメのアイドルのときよりもドキドキが深まる感じ。

Tシャツって普段着感もあるし、かつ身体のラインが見えるので京也の腰が思ったより細いこととか、不破くんの男らしさが倍増するとか……いつもよりも情報量が多くて、ただでさえ小さいキャパが完全にオーバーした。

音羽くんの重ね着とか、透の腹チラ&ふくらはぎチラとか“らしさ”も全開で、きっと何時間でも見ていられるくらい目の前に幸せしか広がっていない。やっぱりユートピアか、ここは。

そして、ひとりざわつく私をよそにアンコールの曲が始まる。最後に歌うのは、6人が初めていっしょに歌った新曲「Never Ever Ending」だ。

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このアンコール、初めて私が『ときレス』ライブを見たときに感じた“微妙に揃わないダンス”の魅力が全開だった。

▼初ライブ参戦レポート
【有明レポ】肘から手先に詰まった色気……新たなフェチに目覚めた話

3 MajestyとX.I.P.全員がステージにいるのだから、そのキラキラ感はいつもの2倍……なんてわけがなく、∞倍になる。

その理由のひとつはやっぱり、それぞれの個性がより際立つからだと思う。

私たちが求めているのは決められた動きを完璧にこなすお人形アイドルではなくて、ひとりの人間として輝く生身のアイドルだ。

隊長のどこを切り取っても完璧なポージング、音羽くんの不思議な魅力をより引き出す首の繊細な動き、辻くんの末っ子感満載な一生懸命なパフォーマンス。

京也の色気が放出されまくる10000000000満点の手・腕・指の動き、不破くんの王者としか言いようのない存在感、透の独特なリズムの取り方と計算されつくされたダンス。

3 Majesty、X.I.P.のグループとしてのカラーを作り上げるのに必要な、ひとりひとりの個性がぎゅっと凝縮された1曲だった。

終わってしまうのが寂しい、もっと見たい!となるのがライブの醍醐味のはずなのに、こんな完璧なステージを見せられてしまったら満足感しかない。

もっと見たいというよりも、こんなに素敵なパフォーマンスをやり切ってくれてありがとう、という気持ちでアイドルたちとお別れすることができた。

というわけで、私的3回目の『ときレス』ライブでは、彼らがいる場所がユートピアだとわかったわけだが、なんと次なるユートピアの場所も決まっている。ありがたい。

その場所は、サンリオピューロランドだ。ここで次のライブ「3 Majesty×X.I.P. DREAM FESTIVAL in Sanrio Puroland」が予定されている。

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※詳細は公式サイトにて。

3回目になっても初心を思い返したり、新しい魅力を感じさせてくれる『ときレス』ライブにもっと浸っていたい。

その機会が近々あるという幸せを噛みしめながら、次のユートピアに想いを馳せる。

撮影/大山雅夫
※写真は8月5日(土)A公演にて撮影されたものです。

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