精彩を放つ刀剣男士の殺陣に刮目!

2019年8月3日、東京・天王洲 銀河劇場にて、“ミュージカル『刀剣乱舞』~葵咲本紀(きしょうほんぎ)~(以下、葵咲本紀)”の公演が開幕しました。

“ミュージカル『刀剣乱舞』”(以下、『刀ミュ』)は、DMM GAMES/Nitroplusより配信中の『刀剣乱舞-ONLINE-』を原案として、名立たる刀剣が戦士の姿となった刀剣男士が登場する2015年から続いているミュージカル作品シリーズとなっています。

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今回、開幕となった“葵咲本紀”はミュージカル本公演として約1半年ぶりとなる新作で、東京、大阪、兵庫、福岡にて全74公演を上演する予定。

公演初日には公開ゲネプロと囲み会見が行われ、仲田博喜さん(明石国行役)太田基裕さん(千子村正役)spiさん(蜻蛉切役)岡宮来夢さん(鶴丸国永役)田中涼星さん(御手杵役)田村升吾さん(篭手切江役)らが登壇。また、開幕にあたって演出家の茅野イサム氏からコメントが寄せられました。

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本記事では、囲み会見で語られた出演陣のコメントおよび公開ゲネプロの模様を現地写真とともにお届けします。

出演陣が全74公演に向けてコメント

仲田さん

「たくさんの方の期待を背負っている作品だと思いますが、キャストと製作スタッフ、関係者でしっかりと作ってきたものを最高の状態で届ける準備ができ田と思っています。全74公演、一丸となって最後まで戦い抜きたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いいたします」

太田さん

「新作公演ということで、新たな千子村正の1面に出会えると思うと僕自身も非常に楽しみでしかたないです。心に残る素敵な作品になるようにがんばっていきますので、長い公演ですけども応援のほど、ぜひともよろしくお願いします」

spiさん

「僕自身、個人的にいち『刀ミュ』ファンとして、新作公演に新しく刀剣男士が出てくるのが本当にうれしくて。稽古場でみんなの稽古も見て、ワクワクしています。毎日みんなをご飯につれて行ったりして、ワクワクが溢れちゃってて……。皆さまの前に4振りが出ていくのを非常に楽しみにしています」

岡宮さん

「稽古期間の2ヵ月は僕にとって初めてのことが多くて、挑戦になる舞台だなと思っています。いろいろな不安だったり、プレッシャーだったりとか、そういうものを全部楽しみながら74公演をがんばっていきたいと思います」

田中さん

「今回、4振りが初出陣ということで稽古場でspiさんと太田さんからいろいろアドバイスなど受けて、新しい4振りもおたがいに鼓舞しながら稽古にのぞめた2ヵ月だと思います。この作品を届けられるのが、いまから楽しみでありドキドキしています。74公演、最後まで精一杯駆け抜けられるようにがんばります」

田村さん

「“葵咲本紀”は時間をかけて作ってきた作品なので、やっと幕が上がるのかと思うと素直にうれしいです。僕個人としての見どころは篭手切江が初めて登場するシーンなんですけれども、今までの『刀ミュ』にない新たな試み、挑戦だなと思うので、ぜひそこを観ていただけたらと思います」

茅野氏

「『刀ミュ』は役者さんが取り組まなければならないことがとても多く、また求められるレベルも高いので、みんなそれぞれに大変な思いをしていると思います。そんな中で、蜻蛉切役の spiと千子村正役の太田基裕は、この座組にとって柱のような存在です。彼らのスキルと情熱、そして芝居に対する取り組み方。これはすべての出演者の強烈な刺激となっています。太く揺るぎない柱としなやかに強い柱のように、まったく違うふたつの個性でこの座組、そして“葵咲本紀”という作品を支えてくれています。

今作は、今後の『刀ミュ』の様々な可能性を提示したという意味で、岐路に立つ作品といえるかもしれません。 この作品を生み出したことによって、ますます『刀ミュ』の物語が広がっていくと思います。 枝分かれした道のどれを選んでも、今までとは違うものが生まれるでしょうし、1つ発掘するとまた新しい鉱脈が見つかって尽きることがない。『刀ミュ』とはそういう作品なのだ、と感じながら演出をしております。この思いをより多くのお客様と共有できることを願っています」

際限なしにくり広げられる激しい殺陣と豪華なミュージカルが圧巻!

“葵咲本紀”は徳川家康を支える任務を続ける千子村正蜻蛉切のもとに、新たに鶴丸国永を隊長として編成された、明石国行御手杵篭手切江の4振りが合流を試みるところから物語が動き始めます。

シリーズを通しての敵に狙われた徳川家康の次男、結城秀康のために鶴丸国永たちは急行。下野国小山で合流した刀剣男士たちの前には、かねてより立ちふさがり続ける強敵に加え、想像だにしない難敵と対峙することとなります。

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結城秀康をめぐり、つぎつぎに現れる敵と戦う刀剣男士たち。しっかりと構成された殺陣で表現される戦闘シーンの数々は圧巻の一言に尽きます。また物語の佳境では戦闘とミュージカルがミックスされた、『刀ミュ』でなければ見ることができないハイセンスな演出方法も見受けられました。

それぞれの刀剣男士にスポットライトが当たるシーンでは、妖刀である千子村正を太田さんが妖艶に演じつつも、妖刀ゆえの苦悩を見事に表現。篭手切江と明石国行はアクションとミュージカルの継ぎ目を感じさせることなく軽やかに演じていました。

今回、合流した刀剣男士たちの隊長である鶴丸国永の強さは演出や物語だけでなく、岡宮さんによる流麗な殺陣でしっかりと表されていました。

しなやかな強さを感じさせる刀剣男士が多い中で、蜻蛉切が槍であることを活かした豪快な殺陣をspiさんが迫力満点に演じます!

さらに今回は田中さん演じる御手杵が加わることで、2槍の刀剣男士が舞台上に存在することになりました。そのため、蜻蛉切と御手杵のコンビネーションによる殺陣がお披露目。

シリーズを通しての強敵も槍を得物としているので、舞台上をところ狭しと行われる突き、なぎ払いの応酬は本公演ならではの殺陣となっていました。

6振りの刀剣男士の魅力がこれでもかと詰め込まれた“葵咲本紀”は8月から10月末までの上演となっています。“葵咲本紀”はこれまでの『刀ミュ』を知らなくても楽しめる内容となっていますので、新たな4振りの刀剣男士を切っ掛けに、ご観劇してみてはいかがでしょうか。

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ライブビューイングの実施やBlu-ray&DVDの発売が決定!

“葵咲本紀”の全国の映画館でのライブ・ビューイング、およびPCやスマホで楽しむことができるライブ配信が10月27日の大千秋楽公演を対象として実施されます。

さらに、Blu-ray&DVDの予約受付が8月2日から行われます。詳細は公式サイトにて公開されるので気になった方は、ぜひチェックしてみましょう。

公演概要

【タイトル】ミュージカル『刀剣乱舞』~葵咲本紀~
【公演期間・劇場】
・東京 2019年8月3日(土)~8月18日(日) 天王洲 銀河劇場
・大阪 2019年8月30日(金)~9月8日(日) サンケイホールブリーゼ
・兵庫 2019年9月14日(土)~9月28日(土) AiiA 2.5 Theater Kobe
・福岡 2019年10月4日(金)~10月6日(日) アルモニーサンク北九州ソレイユホール
・東京凱旋 2019年10月19日(土)~10月27日(日) TOKYO DOME CITY HALL
【原案】『刀剣乱舞-ONLINE-』(DMM GAMES/Nitroplus)
【演出】茅野イサム
【脚本】御笠ノ忠次
【振付・ステージング】本山新之助
【出演】
仲田博喜さん(明石国行役)、太田基裕さん(千子村正役)、spiさん(蜻蛉切役)、岡宮来夢さん(鶴丸国永役)、田中涼星さん(御手杵役)、田村升吾さん(篭手切江役)、鷲尾昇さん(徳川家康役)、大野瑞生(松平信康役)、二葉要(結城秀康役)、二葉勇(永見貞愛役)、原嶋元久(徳川秀忠役)ほか
【主催】ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会(ネルケプランニング、ニトロプラス、DMM.com、ユークリッド・エージェンシー)

(C)ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会