「おしゃべりモンスター」「かわいい」「いい声」の3人は“ニノ国”の住人!

2019年8月23日公開のアニメーション映画『二ノ国』声優ドリームチームスペシャルイベントが、8月6日・ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催されました。
宮野真守さん、梶裕貴さん、津田健次郎さんが、映画の魅力をたっぷり語った爆笑イベントの模様をお届けします!

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▲応募期間は3日間、約2100通の応募のなかから選ばれた90組のラッキーなお客さんが待つ会場に、キャスト陣が登場!
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照明がまぶしくて、LINE LIVE中継用カメラの位置がわからない3人のやりとりになごみつつイベントスタート!

豪華声優陣が集結した映画『ニノ国』

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まずは魔法宰相ヨキ役の宮野さん。

「LINE LIVEをご覧の皆さんも元気ですか? 元気そうで何よりです!」とさわやかに笑いをとる宮野さん。さらに、しっとりとバスガイドさんのように挨拶を続けると、「そのテンションは何仕様なんですか(笑)?」と、すかさ梶さんがツッコミます。ばっちり挨拶&ボケが決まって宮野さんもうれしそう。

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▲宮野さんのどんなボケにも素早くツッコミをいれる梶さん。さす梶!
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アーシャ姫の付き人妖精ダンパを演じた梶さんが、持参したダンパ人形を胸ポケットにしまうと、客席からは「かわいい!」と歓声があがります。

同じように「かわいいねー!」と見つめる宮野さんに、梶さんが人形を差し出しますが、宮野さんは人形ではなく梶さんの頬をなでなで(笑)。
「確かにちょっと似てますけど、(ダンパは)こっち(人形)です!」と梶さん。

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黒旗軍の最高指導者ガバラス役の津田さんが、素敵なお声で挨拶すると、宮野さんと梶さんと客席から「いい声……」とため息がこぼれます。

そんな冒頭からにぎやかな3人が、映画『ニノ国』の魅力を語りました♪

3人は声優界の貴公子・プリンス・皇帝(カイザー)

まずは、7月25日に開催された映画『ニノ国』ジャパンプレミアの話題に。

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当日、梶さんはサプライズで登壇。直前の仕事から駆けつけて、イベントが始まる5分前に奇跡的に会場入りできたのだそう。

宮野さんも「登壇できてよかったね! 実はアフレコが一緒じゃなかったりするので、メインのお三方とも交流が持ててよかったです」と、貴重なイベントを振り返ります。
特に新田真剣佑さんが印象的だったようで、「あんな太陽みたいな子いるんだ!」(宮野)、「ハジケまくってましたね(笑)」(津田)とコメント。
宮野さんは、「舞台裏でもすっごく明るいんです。なのでこちらもずっと幸せな気分でいられました」と続けました。

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▲7月25日映画『ニノ国』ジャパンプレミアでも大盛り上がりだった新田真剣佑さんと宮野真守さん。

話題は、本作が声優初挑戦だったメイン3人のお芝居について。

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ジャパンプレミアより。梶さんからの賛辞に、喜びもひとしおだった山﨑さん。

山﨑賢人さんと仲良しな梶さんは、「収録前にもいろいろ相談をしてくれました。実写で活躍されている俳優さんなので、声の仕事ということにこだわらず、もともとの芝居心で思うままにぶつかっていった方がいいのでは」とアドバイスを贈ったそう。
アフレコ中の山﨑さんについて、「監督や日野さんの演出を受けて、ひとつひとつに真摯に対応していく姿がかっこよかったです」と語りました。

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梶さんが「僕が偉そうに言える立場ではありませんが……」と謙遜していると、宮野さんから「いやいや“声優界の貴公子”じゃないですか!」と、この日の朝出演した『めざましテレビ』内での紹介コメントでいじられる梶さん。

ちなみに宮野さんには“声優界のプリンス”、津田さんには“声優界の皇帝(カイザー)”という称号が与えられました♪

プロの声優が語る初挑戦の難しさ

梶さんの声優デビュー当時を知っているという宮野さんは、「当時からエンジェルボイスだよね」とにっこり。

梶さんも、「当時まだ現場に知り合いがいないときも、宮野さんが優しくいじってくださったので、そこからみなさんと仲良くさせて頂けるようになりました」と、新人時代について語ります。

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俳優から声優に挑戦することになった宮野さんも、「絶対やりたい! とオーディションに臨んで、選んでいただいたのですが、第1話は自分では聞けたもんじゃない!」と明かします。

普段聞いている声と、テレビから聞こえてくる自分の声の違いにとても戸惑ったのだそう。
「でもそれがあったから、次はこうしてみようと反省できましたし、(声優の技術など)いろんなことを覚えていくことができた」と語ります。

そして、「今回のお三方が、本当にまっすぐにお芝居をされていたのが素晴らしかったです。もともとご活躍されているからこその“地力”がすごい」と改めて感心していました。

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津田さんも、同じく舞台から声優業に挑んだひとり。
当時は、「なにをやったらいいのかよくわからないから、いままでやってきたことをフルスイングしていた」と語ります。

声優という仕事の難しさを知っているからこそ、本作での俳優陣のがんばりを大いに評価していました。

満場一致で“不思議な人”は宮野真守さん!

そんな、お互いをよく知る3人に、「この人もしかして“ニノ国”の人?」と思うような“不思議な人”を決めてもらうことに。
「せーの」で一斉に指差した結果、宮野さんが3票獲得!(そのうちの1票は宮野さん自身が投票)

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「そうなるよね(笑)」と、梶さんも津田さんも納得です。

宮野さんが「誰か不思議ちゃんだ!」とボケますが「自分で(自分を)指さしてましたよね!」とつっこむ梶さん。

選んだ理由を聞かれると、「こんなにエンターテイナーな人、います? 常に周りを楽しませてくれるんです!」と梶さん。
そのエンターテイナーっぷりは、宮野さんいわく無自覚だそうで、ふたりも「本能でやってたんだ……」「それはなおさら素晴らしいね!」と乗っかります。

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「一ノ国(現実世界)には、ここまでのおしゃべりモンスターはいないと思います!」と、梶さんが太鼓判を押すと……

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「おしゃべりモンスター!?」とびっくり顔の宮野さん。

その後も、「宮野真守はファンタジー!」という発言から、“宮野ファンタジー”という迷言が生まれ、大盛り上がりの3人でした。

「なぜ!?」生セリフのチョイスと収録裏話

本編の上映前に、キャストが選んだセリフを生で披露することに。

すると宮野さんは、「ちゃんと選べばよかった…」となぜか弱気に。一体どんなセリフを選んだのか、手元の紙を見せ合った梶さんと津田さんもびっくり。

宮野さんが選んだセリフは一番最後に披露することに。

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津田さんが選んだガバラスのセリフは、「愛する者を守るために他の者の命を奪う。それが戦争だ」

とても素敵な声に、思わず聞き惚れてしまう宮野さん梶さん。
「津田さんも“ニノ国”の人かもしれないです! いい声過ぎて!」と、すっかりしびれてしまった模様。

このセリフを選んだ理由は、「良いセリフだから!」。確かに、作品のテーマにも迫った言葉です。

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続いて梶さんがスタンバイすると、あえてそれを邪魔して遊ぶ宮野さん。

津田さんが「(宮野さんは)“ニノ国”の人だからしょうがないね」と笑うと、「“一ノ国”のルールはむずかしい!」とボケ続ける宮野さん。

そのやりとりに笑いながらも、なんとか心を落ち着けて、元気よくダンパのセリフを披露!

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「これより! 姫の体に残る邪気を払うため、清めの泉に向けて、出航―――!」

キュートなハイトーンのダンパの生セリフに、客席はもちろん、宮野さんと津田さんも「かーわーいーいー!」「そんな可愛い声の人、“一ノ国”にいないよ!」「梶きゅんかわいいーーー!」と大盛り上がり。
そんなふたりとのやりとりに必死の梶さんが、MCから不意に呼びかけられると、ついハイトーンのまま「ハイ!」と応えてしまいます。この無意識ダンパ声に、さらに「かわいい!」と大盛り上がりでした。

ちなみに、このセリフを選んだ理由は「エネルギーに満ちていて、作品のなかでも印象的な台詞だったから」だそう。

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「ダンパ(の声)が出てちゃいました(笑)」と照れる梶さん。

そして最後は、宮野さんが選んだ問題のセリフ! 神妙な顔つきで立ち上がると……

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片膝をつき……

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てのひらを見つめて、小さく首をかしげながら……

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「なぜ?」

くり広げられた宮野劇場に、「終わりなんですか!? これ、宮野さんがチョイスしたセリフなんですよね?」とつっこむ梶さん。津田さんも「なんでこれチョイスしたの?」と爆笑。
すると宮野さんから、意外な答えが!

「このシーン、もともとは別の台詞だったんですが、いろいろあって、台詞をなくしましょうかっていう話になったんです」。そんなスタッフさんとのディスカッションのなかで、宮野さん自ら「“なぜ?”だけを言うのはどうでしょうか」と提案し、見事に採用! アニメの口パクも描き直してもらったという裏話のあるセリフだったことが明らかに!

セリフの短さとは反対に、知られざる収録エピソードが明かされ、梶さんも津田さんも納得でした。

以下、最後までエンターテイナーな宮野さんに振り回される梶さんと津田さん。先ほどの生セリフ披露での動きから、今度はニワトリ風の動きでヨキを表現し始めて……

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「今日のお客さんは、“なぜ?”のシーンが来たら“コケ?”を思い出しちゃうかもしれない(笑)」と自分で笑う宮野さん。

宮野さんに詰め寄る津田さんと、「ヨキはこんなキャラクターじゃないのでご安心ください!」とニワトリ風を否定する梶さんでした♪

ネタバレなしで、日野ファンタジーを楽しんで!

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最後に3名からメッセージが。

津田さんは「ネタバレなしでお友達やご家族にオススメして頂ければうれしいです!」、梶さんは「ダンパを楽しく演じさせて頂きました。ゲームの頃から大好きな世界観の豊かさ、音楽の素晴らしさが劇場版の『ニノ国』にも詰まっています!」とコメント。

宮野さんは、「僕ら声優陣だけのイベントならではのお話ができて、楽しんで頂けたと思います。なにより本編を楽しんで頂きたい! 宮野ファンタジーではなく“日野ファンタジー”の世界観なので、美しい中にもショッキングでシリアスな内容がかなり詰め込まれています。“<命>を選べ。”というキャッチコピー通り、主人公たちがきれいごとだけではないことを選んでいきます。僕らも普段の生活のなかで、“<命>を選べ。”とまではいかなくても、たくさんの選択を迫られる時があると思います。みなさんにとっても考えるきっかけとなるような、メッセージをくれる作品だと思います。大事な想いを受け取って頂けたらうれしいです」と語り、作品の魅力を大いにアピールしました。

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作品情報

映画『二ノ国』ストーリー

<命>を選べ。

冷静沈着で車椅子のユウ、バスケ部の人気者のハル、ハルの彼女コトナの3人は幼なじみ。

ある日、突然襲われたコトナを助けようとしたユウとハルは、現実世界と並行する魔法世界「二ノ国」へ引き込まれる。そこは命がつながった“もう一人の自分”がいる世界。

次第にユウはコトナにそっくりなアーシャ姫に惹かれていく。しかし、そこには「コトナの命を救うにはアーシャの命を奪わなければいけない」という残酷なルールがあった――。

コトナを救いたいハル。アーシャを守りたいユウ。 “大切な人の命”をかけた究極の選択が迫る時、ユウとハルが下した決断とは――?

【公開日】8月23日(金) 全国ロードショー

【キャスト】山﨑賢人、新田真剣佑、永野芽郁、宮野真守、坂本真綾、梶裕貴、津田健次郎、山寺宏一、伊武雅刀、ムロツヨシ

【スタッフ】製作総指揮/原案・脚本:日野晃博、監督:百瀬義行、音楽:久石譲、原作:レベルファイブ、アニメーション制作:オー・エル・エム、製作:映画「二ノ国」製作委員会、配給:ワーナー・ブラザース映画
【主題歌】須田景凪「MOIL」(WARNER MUSIC JAPAN / unBORDE)

(C)2019 映画「二ノ国」製作委員会