ついに最終回!

さまざまな国で生きた英霊たちと世界を救う『Fate/Grand Order』(略:『FGO』)。
本作のメインストーリー第1部にフィーチャーし、登場するイケメンサーヴァントをご紹介していく連載企画ですが、今回はなんと最終回に! 最後を飾るのは第1部7章『絶対魔獣戦線バビロニア』です。

『バビロニア』は2019年10月~2020年3月にTVアニメとしても放送されていたので、馴染みのある方も多いかもしれません。
これまで紹介してきた『イ・プルーリバス・ウナム』や『キャメロット』に比べると、男性サーヴァントの数は少なめですが、『Fateシリーズ』のなかでも人気が高い“ギルガメッシュ”がメインで登場する物語でもあるので、ドキドキする場面はとても多いです!

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『バビロニア』で登場するのはキャスタークラスのギルガメッシュ。賢王として呼ばれることもある王様です。

最後の特異点は人々が女神と戦う物語

最後の特異点の場所はシュメル初期王朝期のメソポタミア。紀元前へのレイシフトは難易度がググっと上がるようで、送り出すロマニたちも真剣そのもの。

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その期待を背負って、主人公たちがレイシフトを開始すると、たどり着いたのはなぜか上空200メートル地点。早くも波乱万丈な空気のなかで、「カルデアの人間を迎えに来た」というエルキドゥと出会います。

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エルキドゥはギルガメッシュ叙事詩に語られる最古の英雄のひとりで、暴君と評されるギルガメッシュを諫めるために神が遣わした“人形”だそう。またロマニが「彼は人類の味方だ」と太鼓判を押すほど信頼できる人物なようです。
主人公たちは彼の案内のもと、“ウルク”の街を目指すことになります。

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道すがら、エルキドゥからこの特異点での状況を聞くと、この世界の人々は“三女神同盟”を組んだ3人の女神と戦っていることが判明。サーヴァントでもないただの人間が一丸となって魔獣を倒す姿に、主人公たちは驚き、この時代のすごさを実感するのでした。

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それからしばらく、一向にウルクへたどり着かない主人公たちは、徐々にエルキドゥに対する不信感を募らせていきます……。
そして、その不信感は魔術師マーリンと出会ったことで確信に。マーリンいわく、現在のウルクは賢王のギルガメッシュが治めており、ギルガメッシュが賢王になったきっかけはエルキドゥの死。そのため、この時代に生きたエルキドゥがいることはあり得ないのです!

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自分が人類の敵であることを明かした偽エルキドゥと交戦する主人公たちは、マーリンの幻術でそれを回避。そして、ついにウルクに到着するのでした。

魔獣との戦いで疲弊しているかと思われたウルクの街は、とても賑やか!
活気ある人々の生活に感動しながら、ギルガメッシュに会いに行くと、王様の職場はまさかの大修羅場でした。

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口をはさむ隙もないほど、次から次へと事務仕事をこなすギルガメッシュ。慌ただしい職場です!

そんなギルガメッシュにカルデアの使命を伝えますが、ギルガメッシュはこの時代の問題はこの時代の人間が解決する、とカルデアの協力を拒否。それでも諦めない主人公たちに、まずはウルクの民として生活し、この国の在りようを知れと命じるのでした。

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これより主人公たちはウルクの人々といっしょに行きながら、三女神同盟との対決に力を注ぐことになります。

登場する男性サーヴァントをチェック♪

ウルク・カルデア陣営

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ギルガメッシュ(キャスター)/CV:関智一

不老不死の旅より帰還した、至高の賢王。
圧倒的なカリスマ性や細やかな気配り、民を導くゆるぎない心など、かっこいい要素が盛りだくさんの王様ですが、同時にノリノリでおもしろいセリフや行動も多いのが特徴です。

『バビロニア』ではずっと王座で待機するのがストレスなのか、主人公たちが妙なトラブルに遭遇するたびにいいリアクションをしてくれます! 深刻なときでもそう感じさせない言葉選びは、さすが王様です♪

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武蔵坊弁慶/CV:稲田徹

源義経と共に活躍した、日本史上最も有名な僧兵。しかし、このサーヴァントには隠された秘密が……。

そのため、彼自身の魅力を語るのは少しばかり難しいのですが、牛若丸とセットでいることでとても輝くキャラクターです。物語の前半では自由奔放な牛若丸にツッコんだり、怒られたりと仲よしな主従コンビに和みます! 最終的に彼らがどんな結末を迎えるのかは、ストーリーを読んでチェックしてみてください。

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レオニダス一世/CV:三木眞一郎

スパルタ教育という語源となった国、スパルタの王。
全身マッスル脳な人かと思いきや、決してそれだけの人でもなく、むしろ彼の言葉で腑に落ちることもたくさんあり、同じ盾使いのマシュにとっては師匠的存在にもなりました。

とくにこのバッドコンディションとの付き合いかたは、現代の日常生活にも言えそうで、思わず私も「レオニダス先生……!」と言いたくなるシーンです! ウルクの戦いにとって、なくてはならない存在でした。

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マーリン/CV:櫻井孝宏

アーサー王伝説に登場する宮廷魔術師にして助言者、予言者。死ぬことのないマーリンは、本来はサーヴァントになりえない存在ですが、『バビロニア』では生まれていないことは死んでいることと同義という理論でサーヴァントになっているようです。

第1部5章の『イ・プルーリバス・ウナム』でも登場した彼は、それ以外でもたびたびカルデアを救っています。その理由は主人公を応援しているから。この言葉に偽りはなく、エンディングではさらに突っ込んだ思いを語ってくれるので、マーリン推しは必見です!

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ジウスドゥラ(山の翁)/CV:中田譲治

髑髏の仮面を被った暗殺者。6章で縁を結んだ山の翁が主人公を助けるために、ジウスドゥラの名前を借りて再び登場。

『バビロニア』のラスボスであるティアマト神を倒すためには、山の翁の存在が不可欠! ここぞのタイミングで現れた彼への高鳴りは、バトルをしてこそ得られるものなので、手に汗を握りながら山の翁の登場を楽しみにしてください。

女神陣営

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エルキドゥ(キングゥ)/CV:小林ゆう

英雄王ギルガメッシュをして最強の一角と言わしめた、天と地を繋ぐ鎖であるエルキドゥの遺体にティアマト神が新たな命を吹き込んだことで生まれた存在。
そのため、エルキドゥの感情や意思などが無意識に伝わることも。

生まれて間もない存在のため、感情面では非常に未熟な一面が。キングゥが本当に求めているものは、彼が自身の死を目の当たりしたときに判明します。

『バビロニア』は女神と人々の戦いが描かれているため、名前もついていない一般の人々がとても魅力的! 英霊、人間、関係なく共闘する力強さを感じるはずです。またその力を感じるたびに、それを率いるギルガメッシュのかっこよさが際立つので、ハラハラドキドキしながら戦いの行方を見守ってください♪

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