『文アル』の世界が芳醇に広がる約90分

DMM GAMESよりサービス中の『文豪とアルケミスト』の楽曲を、ピアノアレンジで収録したCD、『文豪とアルケミスト ピアノ独奏音樂集』。本作が2017年12月20日に発売されたことを記念して、2018年1月27日、東京・トッパンホールにてピアノコンサート“文豪とアルケミスト ピアノ独奏會”が開催されました。ここでは昼公演の模様をリポートします(写真は夜公演のものです)。

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▲左から、郡正夫氏(MC)、ベンヤミン・ヌス氏、谷岡久美氏、宮本貴奈氏、坂本英城氏(『文豪とアルケミスト』作曲)、谷口晃平氏(『文豪とアルケミスト』プロデューサー)、イシイジロウ氏(『文豪とアルケミスト』世界観監修)
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コンサートで貴重な生演奏を披露したのは、世界的に活躍する谷岡久美氏、ベンヤミン・ヌス氏、宮本貴奈氏という3名のピアニスト。まるでバトンをつなぐように、CDに収録されているおなじみの楽曲、全13曲をピアノの独奏で奏でていきます。セットリストは以下の通り!

谷岡久美氏

・憩
・焦眉ニ抗フ文士タレ
・和
・蝕ミニ抗フ文士タレ

ベンヤミン・ヌス氏

・結果報告 ~敗北・勝利~
・館長ノ御題曲
・廻覽
・未知ノ路往く文士タレ
・破綻スル齒車

宮本貴奈氏

・いざ征きめやも
・折衷食堂
・開進止メヌ文士タレ
・文豪とアルケミスト

しっとり落ち着いた『憩』~ドラマチックな『焦眉ニ抗フ文士タレ』のギャップが印象的な谷岡氏、力強くも繊細な演奏で魅せるベンヤミン氏、巧みなアレンジで観客を惹きつける宮本氏と、それぞれのアレンジも個性的なピアニストたち。見事な生演奏を本格的なコンサートホールで楽しめる、貴重な時間となりました。

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合間のトークコーナーでは、谷口晃平氏(プロデューサー)、イシイジロウ氏(世界観監修)、坂本英城氏(作曲)らゲームのクリエイター陣も登壇。『ピアノ独奏音樂集』をよく聞いているという谷口氏も「圧巻のひとこと! CDとは全然違うアレンジでしたね」と、コンサートの感想を語っていました。

続いてトークは『文アル』の音楽魅力という話題に。「最初に曲が上がってきたときに、スゴいゲームになるという感覚があった」(谷口氏)、「ゲーム音楽としてオリジナリティが高い!」(イシイ氏)と絶賛する両氏に、作曲を手掛けた坂本氏は恐縮しつつ、「楽曲の発注のしかたが素晴らしかった」と振り返っていました。

ちなみに今回のコンサート開催にあたり、坂本氏はピアニストたちへ「曲を2回くり返してほしい」というオーダーをしたそう。1回目はなるべく原曲のまま、2回目はピアニストが好きにアレンジをすることによって、原曲とアレンジの双方が楽しめる構成になっていました。

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全13曲が演奏されたあとは、鳴りやまない拍手に迎えられ、3名のピアニストが再び登壇。アンコールとして、テーマ曲『文豪とアルケミスト』を入れ代わり立ち代わりの連弾で演奏するというサプライズ演出で観客を楽しませました。

ちなみに夜公演のアンコールでは、ピアニストたちの熱い要望に応える形で坂本氏自身も檀上に! 『文豪とアルケミスト』の冒頭を披露し、万雷の拍手が鳴り響きます。

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約90分の公演時間で、13曲にも及ぶ『文アル』楽曲を贅沢なピアノの独奏で堪能できた“ピアノ独奏會”。その名の通り、使用されるのはピアノ1台きりにも関わらず、ときに優しく、ときに劇的に奏でられる音色は圧巻! 『文豪とアルケミスト』の世界がさらに芳醇に広がる、至福のひとときとなりました。

(C) DMM GAMES (C) noisycroak Co.,Ltd.

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『文豪とアルケミスト』公式サイト