約3時間30分で紡ぐ壮大&重厚な物語!

『刀剣乱舞-ONLINE-』を原案とした舞台『刀剣乱舞』シリーズ、その最新作となる舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰(ほととぎす)が、本日2018年6月2日より東京・明治座にて開幕しました。

本記事では、開幕前日の6月1日に開催された囲み会見&ゲネプロをレポートします。

tousute_hidenKV2(0601)WEB
tousute_hidenKV3(0601)WEB

2016年5月に第1弾『虚伝 燃ゆる本能寺』が上演されて以来、『虚伝 燃ゆる本能寺~再演~』『義伝 暁の独眼竜』『外伝 此の夜らの小田原』『ジョ伝 三つら星刀語り』と作品を重ねてきた『刀ステ』シリーズ。

シリーズの集大成とされる本作では、三日月宗近、山姥切国広を始めとする総勢十二振りの刀剣男士が登場!

戦国の世、永禄の変の時代を舞台に、刀剣男士たち、そして彼らの本丸の物語が紡がれていきます。

ゲネプロ前に実施された囲み会見には、刀剣男士を演じるキャスト陣が勢揃い。本作にかける意気込みを語りました。

DSCN9618
上段左から、加藤将さん、前山剛久さん、和田琢磨さん、健人さん、東啓介さん、川上将大さん/下段左から、三津谷亮さん、玉城裕規さん、鈴木拡樹さん、荒牧慶彦さん、椎名鯛造さん、和田雅成さん

三日月宗近役:鈴木拡樹さん

長い戦いをしてきたんだなというのがわかりやすく、初演から積み重ねてきた結びの作品になると僕は考えています。シリーズを通して観て頂いた方には“結び”である作品を楽しんで頂けると思いますし、本作から観た方には「これまでの作品が気になってしょうがない!」と思って頂ける、そんな作品を目指して一同がんばっていきたいと思います。

これはもう個人の意見になってしまうかもしれませんが……観て頂いた方すべてに、明日につながる活力を与える力があると思います。『悲伝』というタイトルですが、あったかい気持ちも乗せて届けますので、明日への活力につながるような舞台を届けたいです。劇場とライブビューイング会場でお待ちしていますので、皆様ぜひご来場ください。

山姥切国広役:荒牧慶彦さん

初演からすべての物語に出演し、すべての物語を体感した者として、そして舞台『刀剣乱舞』の近侍として、いままでの刀剣男士たちの思いをすべて背負って本作にぶつけたいです。拡樹くんも言っていましたが、この作品はある意味の集大成だと思っています。いままでシリーズを愛してくださった方々はもちろん、この作品から『刀ステ』という作品を知ってくださった方にも楽しんで頂けるような作品になっています。ぜひ、期待中の期待中の期待を抱いてお越しください!

骨喰藤四郎役:三津谷亮さん

怪我も怖いですが、誰ひとり欠けることなく、55公演を乗り越えていけたらと思います。2.5次元舞台に限らず、お客様のお時間、人生の一部を頂いているので、1ミリでも心を動かせるようにがんばっていきたいです。劇場でお待ちしております。

不動行光役:椎名鯛造さん

僕は出演するのは『虚伝~再演~』以来。そのときは本丸でワガママを言ってみんなに迷惑をかけました。あの不動くんが今回はどうなっているのかを楽しみにして頂ければ。とても期待されている作品ですので、キャスト・スタッフそれぞれ、1秒も気を抜かず、真剣に取り組んでいきたいです。千秋楽までよろしくお願いします。

へし切長谷部役:和田雅成さん

今回の『悲伝』の物語はある種、僕たちが辿り着きたかった場所なのかなと思います。その物語を最後までみんなで戦い続けられるようにしっかりと準備をしてきました。成長した姿をお見せできるようにがんばっていきます。

歌仙兼定役:和田琢磨さん

僕は『義伝』から約1年ぶりの出陣になります。細川家に縁のある刀を代表して、精いっぱい『刀剣乱舞』の世界で生きていきたいと思います。さまざまな刀剣、人間が持つ気持ち・想いを、協力し合って結び合いながら、精いっぱい最後まで生き抜きたいです。

鶴丸国永役:健人さん

僕も『虚伝~再演~』、『義伝』から1年ぶりに出演させて頂きます。いままで培ってきたものを全力で力を出してがんばっていきますので、よろしくお願いします。舞台『刀剣乱舞』の本丸の鶴丸国永役として全力で生き、鶴丸らしく驚きを求めてがんばっていきますので、楽しみにしていてください。

燭台切光忠役:東啓介さん

僕も『虚伝』、『虚伝~再演~』、『義伝』以来の出演です。僕が入ることで、この本丸にどのような想いを与えられるのかと考えて稽古をしてきました。このメンバーで全55公演、乗り越えられるようにがんばっていきますので、ぜひ応援をよろしくお願いします。シリーズ集大成として、必ず皆さんに素敵なものを届けられると思っていますので、ぜひ劇場に足を運び、生で僕らを感じて頂ければ。

大般若長光役:川上将大さん

僕は新しい刀剣男士として参加させて頂きます。先輩がたやスタッフの皆さん、末満(健一)さんを含むカンパニーの皆さんが培ってきたものを大切にして、いっしょに55公演を戦い続けたいと思います。改めまして、戦い続ける座組みの一員として、全55公演を全力でがんばりますので、劇場、ライブビューイング会場のほうに足を運んでください。よろしくお願いします。

鶯丸役:前山剛久さん

前作まではお客さんとして観ていたので、いまここに立てていることをとても光栄に思っています。鶯丸として、また同じ古備前派の大包平とコンビでしっかりがんばっていきますので、応援よろしくお願いします。観てくださる皆様が心から楽しめるように、たたただ、ひたすらがんばります。

大包平役:加藤将さん

大包平は『悲伝』で初登場です。『悲伝』というタイトルの本作に、鶯丸と大包平が参加することでどんな作品になるのか、ぜひ楽しみにしていてください! 観て頂く皆様に大包平のまっすぐさ、元気さ、すべて伝わるように演じていきたいと思います。ライブビューイングや劇場でお待ちしています。

小烏丸:玉城裕規さん

『刀剣乱舞』という世界にある刀剣と、そこに生きている人の想いというものをお客様に届けられたらと思います。気持ちを持って公演に挑んでいきますので、応援して頂ければうれしく思います。よろしくお願いします。この作品に出る意味であったり、『悲伝』の世界で生きるということをしっかり考えてお客様の前に立ち、その心を少しでも動かせたらなと思います。

120%堪能するためにはシリーズの復習推奨!

本作の公演時間は、幕間を含む約3時間30分の大ボリューム。静かなトーンで進むものの、糸を織るがごとく紡がれてゆく物語は、まさに“『刀ステ』シリーズの集大成”と呼ぶにふさわしいもの。すべてのシーン、すべてのセリフが意味を持ち、まさに一瞬たりとも見逃せません。

つまり、すべての要素が本作の、そして『刀ステ』シリーズ全体のネタバレにつながる可能性があるということ。シーンやセリフのひとつひとつはもちろんのこと、今回の刀剣男士たち十二振り全員に、“『悲伝』に登場する意味・意義”がこめられているように感じました。

もちろん本作だけでもじゅうぶんに楽しめますが、『刀ステ』シリーズ、ひいては『刀ステ』版の本丸における『刀剣乱舞』の深い世界観をより一層味わうためには、ぜひ過去作の復習をしてから臨むことをオススメします! 「ああ、あのときのあれはこういうことだったのか!」と気づくことで、さらに『刀ステ』シリーズが織りなす物語のスケールを実感できるはずです。

ちなみに本作は10月31日にBlu-ray&DVDがリリースされるほか、7月29日の大千秋楽公演は、全国147の映画館でライブビューイング上映されることも決定。

刀剣男士たちが出会った正体不明の敵は何者なのか、これまでもたびたび“何かを知っている”らしいことがほのめかされてきた三日月宗近の真意とは何か、そして終わりの見えぬ戦いの果てに刀剣男士たちが迎える結末とは――。

『刀ステ』の本丸が迎える“集大成”を、ぜひ見届けてください。

【6月7日(木)12:30追記】
劇中の舞台写真11枚を追加しました。

TsYw_120 TsYw_040
TsYw_084_t TsYw_087_t
TsYw_011
TsYw_012
TsYw_039
TsYw_091
TsYw_096
TsYw_097
TsYw_136

 あらすじ

西暦2205年。
歴史改変を目論む“歴史修正主義者”が過去への攻撃を開始した。
対峙する時の政府は歴史の守りとして“審神者”なる者を過去へと派遣する。

物の心を 励起する審神者の力によって生み出された、
刀剣に宿りし付喪神“刀剣男士”たちは、 審神者と共に歴史を守る戦いへと身を投じる。

 

本丸にも、 今や多くの仲間たちが増えていた。
ある日、 永禄八年 永禄の変へ出陣する刀剣男士たち。
戦国の世では、 室町幕府第十三代・征夷大将軍 足利義輝が三好義重・松永久通らの手によって最期の時を迎えようとしていた。

一方、 刀剣男士たちの歴史を守る戦いは激化の一途をたどっていた。
出陣に次ぐ出陣。
終わりの見えぬ戦い。
本丸の仲間も増えたとはいえ、 刀剣男士たちは徐々に疲弊を色濃くしていく。

山姥切国広はとある出陣先で、《正体不明の敵》と出会う。
それはあらゆる時代に現れ、 まるで刀剣男士と対等に戦うチカラを得るために経験を積み重ねているように思えた。

「ぼくは……よしてるさまを……しなせやしない……」

その敵と対峙した三日月宗近が取った行動とは――。

公演概要

【原案】『刀剣乱舞-ONLINE-』より(DMM GAMES/Nitroplus)
【脚本・演出】末満健一
【音楽】manzo、テルジヨシザワ
【出演】
三日月宗近役:鈴木拡樹、山姥切国広役:荒牧慶彦/骨喰藤四郎役:三津谷亮、不動行光役:椎名鯛造、へし切長谷部役:和田雅成、歌仙兼定役:和田琢磨、鶴丸国永役:健人、燭台切光忠役:東啓介、大般若長光役:川上将大、鶯丸役:前山剛久、大包平役:加藤将/小烏丸:玉城裕規/足利義輝:中河内雅貴、鵺と呼ばれる:碓井将大 ほか
【日程・劇場】
明治座特別公演(明治座):2018年6月2日(土)~6日(水)
京都公演(京都劇場):2018年6月14日(木)~7月1日(日)
福岡公演(北九州ソレイユホール):2018年7月4日(水)~6日(金)
東京公演(日本青年館ホール):2018年7月19日(木)~22日(日)
東京凱旋公演(天王洲 銀河劇場)2018年7月25日(水)~29日(日)
【主催】マーベラス/ニトロプラス/東宝/DMM GAMES

(C) 舞台『刀剣乱舞』製作委員会