会見インタビュー&貴重なイベントの模様をお届け

“戯言シリーズ”“〈物語〉シリーズ”など、数多くの作品を世に送り出している小説家・西尾維新氏の展覧会『西尾維新大辞展』のファイナルとなる『京都篇』が2018年7月7日~9月17日まで、京都文化博物館にて開催中です。

ここでは、7月22日に京都文化博物館で開催された、梶裕貴さん悠木碧さんによる会見インタビューと『クビキリサイクル』キャストトークイベントの模様をお届けします。

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『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』は、2002年に講談社ノベルスより刊行された西尾維新氏のデビュー小説。2016年~2017年にはOVAシリーズとしてアニメ化されました。

主人公にして戯言遣いの“ぼく(いーちゃん)”(CV:梶裕貴)と、天才“玖渚友”(CV:悠木碧)が、絶海の孤島・鴉の濡れ羽島を舞台に、首斬り殺人事件の真相解明に迫るミステリー作品です。

今回のイベントでは、梶さん&悠木さんが『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』の魅力や思い出をたっぷりと語りました。

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▲ぼく(いーちゃん)役 梶裕貴さん
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▲玖渚友役 悠木碧さん

“何を考えているのかわからない女の子”と“めんどくさい男の子”を演じて

――役を演じてみての感想を教えてください。また、ご自身にとって『クビキリサイクル』はどんな作品ですか?
 僕は〈物語〉シリーズのアニメを拝見したことがあったのもあり、西尾先生の作品に関わらせて頂けるということがとてもうれしかったです。ただ、視聴者としてはシンプルに魅力的に感じるのですが……演じる立場となったときにすごくハードルが高いものだとも感じました。

特にこの戯言シリーズ『クビキリサイクル』においてのいーちゃんは、語り部という役どころもあります。西尾先生の独特な心地のいい文体を、何ページにも渡って音で表現していくというのは、声優冥利に尽きる反面、とてもハードルの高いものでした。でも西尾先生の紡がれる言葉を、楽しみながらリズムに乗って音読、お芝居させて頂いた気がしています。

悠木 私が初めて『クビキリサイクル』と出逢ったのは高校生のとき。友だちに薦められて読んだのですが、自分の頭の中を覗かれているかのような気がして、「いま読んだらいけない!」と思って封印してしまったんです(笑)。その作品に仕事として向き合わなければいけない日がくるとは……! 反面、この機会がすごくうれしかったですし、大人になってから読むと、当時とは印象も違っていました。あの頃は照れくさかったことも、今回アフレコに参加して、みんな同じように悩んでいたんだと視点が変わりました

この作品は“天才と凡人”のお話です。まさか大天才の友を演じさせて頂けるとは思ってもみなかったので、どうやって手を付けたらいいんだろう? という思いは正直ありました。天才って、人には理解できないけれど超越した存在だから天才なわけで、私が理解できるような代物ではないんです。でも役者としては演じ切りたいじゃないですか(笑)。

そこで、私なりに天才のルールを見つけました。ふつう役者は、セリフとセリフの間に何があってこういう表情になっているのかを考えながらお芝居していくのですが、友の場合はそれを考えないで演じた方が、天才らしさが出るんです。なぜかというと、人一倍頭の回転が速いから。この人は私たちと同じ道理では生きていないので、そのときそのときの表情通りのことをしているんですよ、理由などなく。もちろん本人には理由があるのだと思いますが、私には拾いきれないので。頭のいい人を演じるのがいちばん難しいです。

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――役作りで苦労した点はどこですか?

 先ほどもお話した通り、いーちゃんの台詞には、会話として発する言葉のほかに、語り部やモノローグとしての役割があります。その切り替えを、感情表現のあまり多くないいーちゃんのなかでつけていくのが難しかったです。淡々と話す台詞が多いので、息を吸うポイントを見つけるのも難しく、声優としてのいろいろな技術的難易度が詰まっているキャラクターだなと感じました。

また、いーちゃんは19歳なのですが、絵……ビジュアルの第一印象としては結構幼く感じたんです。しかも〈物語〉シリーズの阿良々木くんが18歳なので、彼よりひとつ年上。見た目の雰囲気と、内面の印象の絶妙な合間を縫う声と芝居が出せればなと思いながら演じました。『西尾維新大辞展』のために描き下ろされたいーちゃんは、どこかアダルトな雰囲気を漂わせていますけど(笑)。

演じるうえでいちばん大切にしたポイントは、“目が死んでいる雰囲気”(笑)。僕もキャラクターの表情を見たり原作を読んだりしたなかで、その印象がいちばん大きかったんです。アフレコ現場でも、音響監督さんから「その目が死んでいる感じでOKです!」と言って頂けたので、自分が感じたものは間違っていなかったんだなと。どうしてそう感じるのかをお話しすると、ものすごく長くなってしまうのですが……そんな生気がないような人柄でありつつ、実は意外と人間くさいところもある彼。生活感があるようなないような微妙な表現がされていました。

玖渚が天才という形において人間味がないように、いーちゃんは凡人においての人間味のなさを表現しなければいけないのが難しいなと。まあ凡人と言っても、かなり秀でているとは思いますが。そんな人間味の加減に気を払いながらお芝居させて頂きました。

悠木 小動物にならないことです。表情を強めに付けすぎると愛玩動物になってしまうんです。でもそれは違う。思春期の男の子が思い描く、“とても親しくしてくれるけれど何を考えているのかわからない女の子像”が、玖渚にはとても詰まっていると思うんです。かわいいけど、何を考えているのかわからない! っていう怖さ。

だからあくまで等身大で、人間らしいなまめかしさがあってかわいいけど、いたら怖いなって思う部分が常にあるように心がけました。ただ愛おしいだけにならないよう演じるのは、苦労というよりも楽しかったです。思考や言葉においては何でもできてしまう人なので、演じる自由度の高いキャラクターでした。

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――役とご自身の共通点はありますか?

 結構近い部分があるんじゃないかな、と。最初は、西尾先生の書かれる文章や哲学的な表現、言葉遣いから、どのキャラクターも自分とはかけ離れた高尚な存在のように感じてしまいました。でも読んでいくうち、演じていくうちに、いーちゃんの持っている“めんどくささ”や人間味のある部分が、自分と近いように感じてきました。表に出る部分はドライ。かと思ったら、玖渚に対しては優しさがあったり……でもさらに草をかき分けていくと、そこにはやっぱり“乾き”があるのかな、と。

いーちゃん本人も、自分の本質がわかっているようでわかっていないモノローグが多かった気がします。わーっとひとりでしゃべっていっても、結局最後に「戯言だけどね。」と付けてしまう青臭さが、自分にもあるんじゃないかなと思うと、彼のことが決して遠い人物ではないと感じますね。

悠木 割り切るタイミングが早いところは共感できます! こんなに賢くはないので、英断をして割り切るのが早いわけではないのですが、物事に目途を付けたときの離れかたが似ている気がします。割り切った後の冷たさも含めて(笑)

 喋るのが怖くなってきたよ。そう思われてるのかも……って不安になる(笑)

悠木 そんなことないですよ(笑)! ただ一瞬、俯瞰で見たときに「まあいいや」って興味がなくなるんです。

 猫みたいだね。

悠木 かわいい表現、ありがとうございます(笑)。玖渚はわからないことだらけの子なんですけど、そこが唯一理解できるリズムでした。わからない部分の方が多かったですし、わかっちゃいけないなとも思ったんです。もっと化け物レベルで頭がいいので、凡人にはわからない魅力が彼女にはあったほうがいいだろうから。

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――お気に入りの台詞はありますか?

 「戯言だけどね。」という台詞は、作中に何度も登場しますし、まさにいーちゃんを表現する台詞だと思うので印象的です。あとは、序盤に出てくる「ぼくにとっての予定はただ一つ、 玖渚を巻き添えにしないことだけなのだから。他のことなんかどうでもいいんだよ。」と、最終話の「玖渚の隣に行こうと、ぼくが思った。」という台詞です。いーちゃんにとっての玖渚友は……表現が難しいのですが、かけがえのない絶対的な存在。なんだかんだ言って玖渚のことをすごく考えていて、自分以上に大切に思っている存在であることが感じられて好きな台詞です。

個人的には「問題。信じるとは、どういうことか? 解答。裏切られてもいいと思うこと。裏切られても後悔しないと思うこと。」という言葉に、なるほどなと思いました。とても深いですよね。僕らも生きているうえで信じるかどうかの選択を迫られるわけですが、その度に「裏切られてしまったあとどう思うか」が大事になってくると思うんです。西尾先生の示された解答は、真に迫っていると改めて感じました。人生の教訓になるような名言が詰まっている作品だと思います。

悠木 4巻の「絶対に裏切らないから」という台詞が好きです。友がいーちゃんと寝る寝ないのやりとりをするのですが、いーちゃんは触って壊すと思った自分が怖くて実行に移せないけど、友は先に割り切っている感じが好きです。天才と凡人ではなく、ふつうの男の子と女の子の関係が詰まっているシーンですよね。「絶対に裏切らないから」って言ってるときの、小悪魔的な感じがいいなと思っています。

 奇しくも「信じる」と「裏切る」がお気に入りの台詞というのが印象的だね(笑)。

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――『西尾維新大辞展~京都篇~』をご覧になって、いかがでしたか?

 約1年前に東京会場でオープニングセレモニーに出席させて頂き、その日の夜に内覧会にも参加させて頂いたのですが、とても興奮したのを覚えています! やっぱり西尾先生は天才なんだなと感じましたし、そんな西尾先生の頭のなかが、実際に目に見える形で、歩いて回れるというのはとても魅力的ですよね。最新技術を使って視覚的にもおもしろい表現がされていたり、先生が作品を生み出す様子が“ゴーストタイピング”として再現されていたり。

また、僕と神谷さんが朗読させて頂いた『断片小説』も展示されているので、個人的にも幸せな企画です。京都篇では、最後の展示のあとにもうひとつおもしろい試みがあるので、そちらもぜひご覧頂きたいですね。

ちなみに東京会場では、初めて戯言シリーズのグッズが出たのがうれしくて、グッズを大量に購入させて頂いたのですが、京都篇では京都限定のグッズが発売されていたので、それも購入させて頂きました! まさか八ッ橋とコラボするとは(笑)!

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悠木 私は今回初めて見させて頂いたのですが、文字に触ったり、文字が奏でたり、文字をアートとして捉えているのが伝わってくる展示だと感じました。いわゆるアニメや漫画作品の展示ではなく、人の頭の中を覗いているような感覚になりました。西尾先生ってどんな人かな? と想像しながら見ていたんですが、“ゴーストタイピング”の展示を見て「本当はこの人はいないんだ!」っていう不思議な気持ちになりました(笑)。先生にお会いしたことはあるんですけどね。

きっと各セクションの方が、西尾先生を愛していないと、こんなに凝った展示はできないと思うんです。「この作品ではここを見てほしい!」という愛情が、ひとつひとつのコーナーから伝わってきました

展示だからこそおもしろかったものといえば、西尾先生がこれまで書かれた文字数をグラフにしたもの! あとは最後の西尾先生からのご挨拶の言葉ですね。思わず声が出てしまいました! 京都オリジナルの展示も、なるほどな~! と。きっと西尾先生の作品を全く知らない方と来ても楽しめると思います。西尾先生が何を考えているのか、絶対に興味が湧くはず。そのくらい丁寧に作られているので、ぜひっ!!

梶さんは、現場の誰もが認める“いーちゃん”!?

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会見に続いて行われたキャストトークイベントには、梶さんと悠木さんに加え、本作の石川プロデューサー(アニプレックス)が登壇しました。当選したファンだけが参加できた本イベント。とてもアットホームな雰囲気のなか、さらにおふたりが『クビキリサイクル』について語り尽くしました♪

「いーちゃんが楽しそうだと、友はうれしい!」(悠木さん)

まずは『西尾維新大辞展~京都篇~』の感想を語るおふたり。今回初めて訪れたという悠木さんは「小説が読みたくなる展示でした!」と興奮気味に語ります。

東京でも京都でもグッズを買ったという梶さんは、司会の相川氏(アニプレックス)がグッズのTシャツを着ていたことから、「僕も着て出たかったです!」とアピール。なお、イベント第2部では、梶さんと悠木さんもそろって『西尾維新大辞展』Tシャツを着て登壇していました。そんな梶さんのおすすめグッズは、京都限定のラムネと八ッ橋、悠木さんはトラベルステッカーだそう。

展覧会で聴ける音声ガイドについて聞かれると「いーちゃんがいつもよりちょっと楽しそう!」と笑顔の悠木さん。梶さんも、ふたりの日常会話のテンションで収録できたことが楽しかったと振り返ります。思わず「いーちゃん、そういう感じか!」と梶さんが思ったという音声ガイドは、ぜひ実際に会場でお確かめください。

全作品あわせて最弱の主人公!?

梶さんが特に驚いた展示は、全作品のキャラクターを集めた散布図! 肉体の強弱と精神の強弱を縦軸と横軸に分けて示したものですが、肉体・精神ともに最弱だったのがいーちゃんだったそう(笑)。「全作品あわせて最弱なの!?」とびっくりしつつ、作品ごとではなく全作品あわせての展示が楽しめるのも魅力のひとつだと語りました。肉体・精神ともに最強だったのは、言うまでもなく人類最強の請負人・哀川潤さん!

悠木さんは、文字が絵となり動く展示に感動したそうで、「文学作品がアニメ化されたことの意味が詰っている」と熱く語りました。この日、展示物の中に新たに梶さんと悠木さんの直筆サインも加わったので、一度見た方も、ぜひもう一度訪れてみてください。

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▲展示へのサインのほか、いーちゃんと友の描き下ろしパネルにもおふたりのサインが♪

話が尽きないイベント、ほっこりする場面も

石川プロデューサーのトーク中、テーブルに置かれた悠木さんと自身のコップに水を注ぐ梶さん。ところが、席の離れた石川プロデューサーのコップには手が届かず、どうしたものかとコップを見つめています。その様子に気づいたお客さんのざわめきが席を立つきっかけとなり、無事すべてのコップに水を注ぎ終えることができました。梶さんの気配りのおかげで、トークはこのあとも盛り上がります♪

声優は魂を込めてパセリを乗せる!?

作品へのおふたりの想いは、先述の会見の通り。石川プロデューサーからは、本作がOVAとして映像化された経緯が語られました。西尾氏の書かれた物語をすべて映像化することが大前提だったため、TVアニメや映画の尺に合わせるのではなく、尺の自由度が高いOVAを選んだとのこと。

キャスト陣も、いつもの倍アフレコに時間がかかったと振り返ります。そうやって長い時間をかけて愛情込めて作っていた制作側の想いを受けて、「私たち(声優)なんて最後にパセリを乗せるだけのようなもの……」と悠木さんがコメントすると、梶さんが「声優にとって魂はパセリみたいなものです!」とフォローし笑いが起こります。「大事に作ったものを大切にしてくれる人に見て頂きたい」というプロデューサーの想いが伝わるお話でした。

後半には、貴重な質疑応答コーナーも!

観客からキャストへの質疑応答コーナーでは、「お互いのキャスティングを知ったときの感想は?」という質問が寄せられました。

梶さん 「玖渚のサイズ感ともぴったりですし、奔放な音に聞こえるけれど実はいろいろなことを考えていて、尖ったところもあるのが碧ちゃんのお芝居の印象。アフレコ現場で初めて玖渚の声を聴いたとき、この玖渚を大切に思って演じるんだなと実感しました。僕もめんどくさい人間なので(笑)、そんないーちゃんをうまいこと扱ってくれるんだろうなという安心感がありました

悠木さん 「ぴったりですよね! 誰よりも誠実で誰よりも一生懸命なのに、いつまでも悩み続けている感じがぴったり(笑)! いーちゃんの一喜一憂が、玖渚は愛おしいんだと思うんです。私も玖渚の目線になっていたので、スタジオで不安そうに何度も練習している梶さんの姿を見守っていました(笑)。現場の誰もが認めるいーちゃんでした」

梶さん 「(笑)。共演者のみなさんも天才ばかりだったので、そのなかでひとりマイク前に立っていると、精神的にぼこぼこにされるような緊張感がありました(笑)」

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いつかまた演じられる日を“信じて”

最後は、おふたりからファンへメッセージが送られました。

■悠木さんのコメント
「頷きながら一生懸命話を聞いてくださってうれしかったです! こうして作り手の想いを一生懸命受け入れてくれる方に向けて、これからも演じていきたいと思えた、幸せな時間でした! これからも西尾維新先生の作品をよろしくお願いします」

■梶さんのコメント
「いーちゃんになじみのある京都で『クビキリサイクル』についてお話できてうれしかったです。本当に温かく迎えてくださって、みなさんと一緒にお話しているような感覚でした。またいーちゃんを演じられる日が来ることを、僕は信じています! 裏切られること前提で(笑)。まあ……戯言だけどね。本日はありがとうございました!」

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展覧会『西尾維新大辞展~京都篇~』は9月17日まで、京都文化博物館にて開催中です。

開催概要

sDSCN1522 『西尾維新大辞展~京都篇~』

会期:2018年7月7日(土)~9月17日(月・祝)
※休館日:月曜日 ※ただし、7月16日(月・祝)、7月17日(火)、9月17日(月・祝)は開館
※開室時間:10:00~18:00 / 金曜日は19:30まで(入室はそれぞれ30分前まで)
会場:京都文化博物館 4階特別展示室
主催:京都府、京都文化博物館、朝日新聞社、ABCテレビ、ローソンチケット、講談社
企画協力:松屋
特別協賛:サミー
協賛:アニプレックス、エンスカイ、Gift、グッドスマイルカンパニー、大日本印刷、バンプレスト、マックスファクトリー、ムービック、ワキプリントピア

(C)西尾維新/講談社
(C)西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト