キャラクター設定なども公開!

2018年11月10日・11日に池袋で開催された大型イベント『アニメイトガールズフェスティバル(AGF2018)』

ゲーム・アニメ・コミック・BL・グッズなどさまざまな出展・企画が池袋に集い、多くの来場者が訪れました。

本日11月11日には、サンシャインシティの噴水広場ステージにて、2019年4月よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送開始予定のTVアニメ『さらざんまい』のスペシャルステージが開催!

幾原邦彦監督諏訪部順一さんが登壇し、これまで全貌が明らかにされていなかった『さらざんまい』の内容や、制作現場の様子などが語られました。

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まずは本作の内容について。

幾原監督は「前々から男の子の物語を作りたいと思っていました」と語ったうえで、PV(⇒コチラ)でもたびたび姿を見せている“カッパ”について、

「カッパ伝説はいろいろありますけど、本当にカッパを見たことがある人はいない。“この作品に出てくるカッパが本物のカッパです!”と言いたいです(笑)。そしてカッパ伝説といえば、尻子玉が有名ですが、本作では重要なモチーフとして取り入れています。いままで妖怪が出てくるアニメたくさんありましたけど、僕に言わせると子供騙しです。これが本当の大人の妖怪モノです!」

……と熱弁。

諏訪部さんも、「尻子玉は糸を引きます。いい感じのシズル感があります。アフレコ収録現場では、尻子玉を抜かれる瞬間を監督が実演してくれていたのですが、それを見るのが毎回僕たちは楽しみでした」と語っていました。

続いてのテーマは、本作の舞台となっている浅草について。

カッパの作品を作ろうという思いが先にあった幾原監督は、カッパ伝説を調べるなかで浅草にたどり着いたそうで、「浅草の昔からの風景と現在が混在するなかで、ここならカッパがいるんじゃないかと思って。隅田川があるという環境もあり、命を感じる場所で、少年たちがつながり合う作品にしたかった」と、その意図を明かします。

浅草は、諏訪部さんにとってもゆかりのある街だとか。「浅草は子供の頃から行くことが多かったです。よく浅草界隈で映画を観たりしていました。ボーリングでパーフェクトみたいなスコアを出したことや、花やしきもよく行きましたし、なじみのある場所ですね。見たことある風景ばかりなので、場所の設定だけでもときめきました」と話してくれました。

そして話題は、『さらざんまい』の大きなテーマでもある“つながり”へ。

PVでもたびたび語られているこの“つながり”について、幾原監督

「いまは、スマホでいろんなアプリを使って、つながりが日常的になっている時代で、それが何を意味しているのか、どうしたいのか、そういったところが作品のテーマになっています。つながりたいという欲求と、つながりがうっとおしいという気持ちが混在している。そのままつながっていたらどこに行くのか、つながりを失ったらどうなるのか、つながりが必要なのか必要じゃないのかを描いてみたかったんです」

と、語っていました。

ちなみに、本作のアフレコはすでに終了している(!)そう。

諏訪部さん「幾原監督自らがアフレコ前に前説してくださって、場の空気を温めてくれました」と収録時を振り返り、「監督がアフレコブースの中にいらっしゃって“本日のお話を説明をします”と毎回説明をしてくださるんです。正直に言うと、監督は、あまりにも個性の塊で(笑)、台本の字面だけだと、ここはどういう意味なんだろう? という部分が多いのですが、それを監督が説明してくれました。監督が遅刻しようものなら、始められないんです、みんなわからないので。イッツ・ア・幾原ワールドという世界観でした。監督の説明で“なるほどそういうことか!”と理解して、スタートするんです」と、“イクニ作品”ならではのエピソードを披露してくれました。

貴重なエピソードが多数お披露目されたステージは、幾原監督&諏訪部さんからファンへのメッセージで締めくくられました。

諏訪部さん「この作品に関して、オリジナルアニメですので、言えないことが多すぎますが、『さらざんまい』は2019年4月からスタートということで、元号を放送中にまたぎます。ふたつの時代を行き来する、新時代のとっても新しくも懐かしい素敵な作品になりますので、ぜひ、期待してお待ち頂ければと思います」

幾原監督「いまもスタッフが鋭意製作中です。この時代に、つながるとはどういうことなのか、僕たちはつながってどこへ行こうとしているのか、みなさんと共有したいと思います。『さらざんまい』よろしくお願いします。楽しみにしていてください!」

なお本ステージをもって、『さらざんまい』のイントロダクションやキャラクター設定も解禁されているので、ぜひチェックしておきましょう。

ちなみに重要人物となる警官コンビ、玲央と真武による“ゆるふわ浅草勤務日誌”もTwitterでスタート。こちらは2019年3月31日までの期間限定となるそうです。

また2019年1月からは、文化放送と文化放送超!A&G+にて、幾原監督&諏訪部さんによるラジオ番組『ぷれざんまい』が放送決定(毎週土曜21時~)。

4月よりアニメ放送とあわせて本放送がスタートし、1月~3月はプレ放送としてオンエアされる予定です。

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『さらざんまい』イントロダクション

舞台は浅草。

中学2年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人はある日、謎のカッパ型生命体“ケッピ”に出会い、無理やり尻子玉を奪われカッパに変身させられてしまう。

「元の姿に戻りたければ“ある方法”でつながり、ゾンビの尻子玉を持ってこい」

ケッピにそう告げられる3人。少年たちはつながりあい、ゾンビの尻子玉を奪うことができるのか!?

同じ頃、新星玲央と阿久津真武が勤務する交番でも何かが起ころうとしていた――。

メインキャラクター

矢逆一稀(やさか かずき)/CV.村瀬歩
中学2年生。
かつてはサッカーが好きな明るい少年だったが、いまは“あること”に夢中である。

01

久慈 悠(くじ とおい)/CV.内山昂輝
一稀のクラスに転校してきた少年。悪い噂があり、クラスでも孤立している。

02

陣内燕太(じんない えんた)/CV.堀江 瞬
一稀の幼なじみ。一稀がサッカー部にいたころ、ふたりは“ゴールデンコンビ”だった。

03

ケッピ(CV.諏訪部順一)
カッパ王国第1王位継承者を自称する謎のカッパ型生命体。人間の尻子玉を抜いてカッパにしてしまう。

04

新星玲央(にいぼし れお)/CV.宮野真守)
交番に勤務する警官で真武の相棒。

05

阿久津真武(あくつ まぶ)/CV.細谷佳正
交番に勤務する警官で玲央の相棒。

06

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番組概要

【番組名】さらざんまい
【放送局】フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送
【放送時期】2019年4月より放送開始
【原作】イクニラッパー

スタッフ

監督:幾原邦彦
チーフディレクター:武内宣之
シリーズ構成:幾原邦彦/内海照⼦
キャラクター原案:ミギー
キャラクターデザイン・総作画監督:石川佳代子
コンセプトデザイン:柴田勝紀/松嶌舞夢
美術監督:藤井綾香/スタジオPablo
⾳楽:橋本由香利
原作:イクニラッパー
制作:MAPPA/ラパントラック

キャスト

⽮逆⼀稀:村瀬歩
久慈悠:内山昂輝
陣内燕太:堀江瞬
ケッピ:諏訪部順一
新星玲央:宮野真守
阿久津真武:細谷佳正

(C)イクニラッパー/シリコマンダーズ