発表と同時に最速体験会を開催!

2016年8月よりスマートフォン向けに配信された、ガラス越しの体感恋愛アドベンチャーゲーム『囚われのパルマ(以下、『パルマ』)が、Nintendo Switch向けとなって、3周年の記念日となる2019年8月30日に発売決定!

01

5月28日10時の発表と同時に、アニメイト池袋本店の店頭にて、カプコンの平林良章プロデューサー来店のもと、最速体験会が開催されました!

公式Twitterからの“池袋某所”というヒント程度で、詳細な事前告知なしの開催だったにも関わらず、お昼頃から続々とファンが集結。テレビの大きな画面に映し出されたハルトアオイとの対面を楽しんでいました。

今回は、体験会会場にて平林プロデューサーにインタビューを敢行。担当ライター・あさみ666がプレイした感想も交えてお届けします。

⇒Nintendo Switch版の特徴や特典情報については、こちらをチェック!

モバイル版からの変化は?

――Nintendo Switch版発表と同時に最速体験会が開催されましたが、今回、ゲリラ的に敢行した理由を教えてください。

平林 そもそもゲリライベントをしたかったわけではなく、発表した瞬間にすぐに触っていただきたかったんです。そのためには、発表前に告知するわけにいかず……(笑)。

――体験会はほかにも予定があるのでしょうか?

平林 今回の体験会を皮切りに、6月9日(埼玉)、15日(兵庫)、16日(大阪)と、体験会を開催予定です。初日の本日だけは、気持ち的にも初心に帰る気持ちで、みなさんに直接Switch版の魅力をお伝えしたいと思い、今日は僕も丸一日、参加させていただきました。

――Nintendo Switch版の発売日(8月30日)は、シリーズ3周年の記念日ですが、『パルマ』がここまで長く多くのファンに愛されるシリーズになった理由はどんな部分だと思われますか?

平林 答えがない“彼との寄り添い”という形の表現ができた作品だったからではないかなと思っています。僕らとしても、彼らは生きていて、その生きている彼らと、あなた自身がどんなふうに接して恋愛を育んでいけるのか……という表現を最優先事項として作ってきたのですが、これが3年間、みなさんに愛していただけた理由じゃないかなと思います。

――本当に長く続く作品になりましたね。

平林 奇抜なアイデアがいっぱい入った作品だったので、当初はイロモノと思われていたかもですが(笑)。

――たしかに、最初はけっこうイロモノ的な目で見られていましたよね(笑)。監視とか、ガラス越しの触れあいとか。

平林 そうですね(笑)。でも、今、『パルマ』を知ってくださっているみなさんのなかには、初期のイロモノ的なイメージってもしかしたらもうないのかもなと、思うときもあります。

――モバイル版からの変化や、新規で追加されたものはありますか?

平林 ストーリーに関しては、モバイル版とNintendo Switch版で同じ体験をしていただきたいことや、差を付けないためにも、新規ストーリーや追加面会などはありません。機能としては、シナリオのスキップ機能と、これまでに発表した特典イラストや設定画を見られる“アートギャラリー”が追加になっています。

――テレビの大画面で美麗なイラストを楽しめるのはうれしいですね。

平林 ズームで拡大できるので、ぜひ堪能していただきたいです。

02
03
▲ギャラリーに収録されたイラストは、コントローラーで簡単に拡大縮小を調整できます。大画面で拡大しても、どこまでも美しいイラストに見とれちゃいました。

――モバイル版の『パルマ』は、エピソードや追加コンテンツごとに購入していくシステムでしたが、Nintendo Switch版ではどうなっていますか?

平林 “デラックス エディション”は、モバイル版で2016年配信開始時から2017年の追加スペシャル面会まで全部セットとして1本に収録しています。

――それはお得ですね! モバイル版だと追加コンテンツを全部購入するのはけっこう大変だったので、最初から全部セットになっているのはうれしいです。

平林 夢アプリ用のアクセサリーテレフォンイベントなど、厳選して購入されていた方も多いと思うので、これを機に気兼ねなく好きなだけ楽しんでいただければと。ちなみに、ダウンロード版は、本編と追加コンテンツパック2種をお好みで個別購入することもできるようになっています。

04
▲みんな大好き「夢アプリ」。テレビ画面で遊ぶと大迫力です(笑)。コントローラーでも違和感なく遊べましたが、携帯モードでタッチのほうが触っている感はありますね。ちなみに、Android版に準拠しているそうです。

――Nintendo Switch版で初めて本作に触れる、もしくは久しぶりに作品に触れる方に向けて、ハルト編、アオイ編それぞれの“テーマ”と“見どころ”を改めてご説明いただけますか?

平林 施設に保護された記憶喪失の青年と、コミュニケーションをとり、親密になっていくという基幹部分はハルト編もアオイ編も共通ですが、まず、ハルトのほうは、サスペンス要素があり、謎めいたストーリーになっています。あなたが彼の相談員として、彼自身や謎に向き合っていろいろ協力していくことで、物静かでちょっと無愛想な彼との信頼関係が築かれていきます。ちょっとスローな恋愛を楽しんでいただけます。

05
テレビの大きな画面で面会すると、ハルトの青い瞳が本当に美しくて、引きこまれます。

――ゆっくりと時間をかけて進展していく感じですね。

平林 一方、アオイは、ある理由から「自分が彼女だ」と嘘をついて接するところから入るので、彼との距離感は全然ハルトより近い……のですが、やっぱり、嘘から出たというところが理由になり、その後の彼とのストーリーはジェットコースター的に波乱万丈な流れにはなります。ややスピード感があって、ハルトとはまた違う楽しみ方ができると思います。

06
▲訳あって、彼に嘘をつかなければならないアオイ編。大きな画面で向かい合うとドキドキします。

――なかなかスリリングな展開ですよね。

平林 はい。でも、両方とも1対1のコミュニケーションという意味では、同じようにみなさんと寄り添っていく彼という形は変わりませんので、どちらかしかプレイしたことがないという方もぜひ両方とも楽しんでいただけるとうれしいです!

――スマートフォン用のアプリから、コンシューマー用に移植するにあたり、大変だった部分や、注力した部分はありますか?

平林 横画面にしたときの見え方や、コントローラーでの操作感覚の調整など、モバイル版とあまり感覚が変わらずに遊べるように頑張りました。感覚が変わらないようにするというのは、簡単なようでなかなか調整が難しい部分なんです。できる限り、モバイルの感覚をキープしたうえで、大きい画面のテレビになったときに、たぶん彼と向き合うとこんな気持ちだよね……というプレイヤーのイメージを自分たちでも想像しながら、カドを削っていくというところに、細心の注意を払いました。

07
▲コントローラー操作の場合、選択肢が表示されたときには、コントローラーのカーソルが自動で選択肢の場所までに移動します。すぐに答えを選べるのでストレスなくプレイできました。

――実際にプレイしてみて、大きなテレビ画面での面会は、VR面会に似た感覚を感じられました。

平林 3年間でやってきたことが経験として役立ちましたね。

――ちなみにVR面会は収録されているのですか?

平林 VR面会の基本になっている2017年に追加されたスペシャル面会はモバイル版でも配信しており、それをすべて収録しています。ですが、VR面会のみで体験できる、面会後半にあったカード選択の場面は収録していません。また、VRモードで遊ぶこともできません。VR面会自体は今後も不定期ですが店舗で開催する予定ですので、そちらで楽しんでいただければ幸いです。

――携帯モードでは縦持ちと横持ちの両方ができ、さらにTVモードではテレビ画面でも楽しめますが、プレイの際に、こういうときはこの画面や持ち方がオススメというスタイルはありますか?

平林 これは本当にみなさんの生活スタイルに合わせていただければ。家族が寝たあととか、仕事帰りで疲れたときや、時間もあるし彼とゆっくり会いたいなというときには、テレビの大画面でとか……。寝る前にちょっとだけ遊びたいというときには、ベッドで携帯モードで楽しんでいただいて……。TVモード、テーブルモード、携帯モードの3種類に対応していますので、みなさまの良きように遊んでいただければと思います。

――TVモードだと、彼がそこにいるという感覚がすごいですよね。ガラス越しに手を合わせる場面で、思わずテレビ画面に手のひらを重ねちゃいました。もちろん、操作はコントローラーでする必要がありますが(笑)。

平林 32インチから49インチぐらいの大きさのテレビだと、等身に近い感覚でプレイでき、手も合わせやすいと思います(笑)。

――横画面では、面会や島の施設では全画面ですが、SABOT(ゲーム内で使用できるモバイル端末)を使っているときは画面の左右に部屋の背景が表示されるのが、新鮮でした。

平林 そうですね。縦画面と横画面は、設定で手動で切り替えるのですが、持ち方を変えたときに、普通のスマートフォンの画面などのように自動で切り替わらないようにしました。みなさんのプレイスタイルを想像したときに、寝転がって遊んでいて、ちょっと体勢を入れ替えたときにグリンと画面の向きが変わってしまったらイヤじゃないかなぁと思いまして。

08
▲横画面では島の施設の背景も横長に。実際には背景が縦画面よりも上下がカットされているのですが、広く見えますね。
09
▲横画面では島のマップも全体が表示されるため、左右を切り替えなくても、イベントの発生を確認できます。
ハルト_監視_ベッド
▲SABOTの画面の左右に部屋の背景が表示されることで、自分の部屋でくつろぎながら監視をしたり、メッセージのやり取りをしたりする感覚が、よりリアルになった感じがします。

――たしかに。体勢を変えるたびに画面がクルクルしたら、ちょっとイラッとしちゃいそうです。

平林 面会で、少し動いただけで彼が真横を向いちゃったら、たぶんすごくイヤだと思うんですよね。なので、あくまでもお客さんが「横画面で」「縦画面で」と、そのときの気持ちで決めたものに関しては、それを尊重して固定されるようにしています。

11
▲設定画面では画面モードのほかに、音量やカーソルスピードなども調整可能。また、ボイスは日本語のみだが、テキストは日本語のほかに中国語(繁体字、簡体字)も選択できるようになっています。

――モバイル版では、彼におでこをくっつけるように言われたときに画面に手で触れると、それを見破って「手じゃなくて……」と言うような反応がありましたが、Nintendo Switch版でも、こういった要素は楽しめますか?

平林 Nintendo Switch版では、おでこをくっつけたりとか、キスをしたりとか、彼が特別な行動を要求するときに、画面左下にその動きを伝えるアイコンが表示されます。それを伝えたうえで、恥ずかしいとか気持ち的な迷いもあって、その動きと離れた行動をするか、もしくは何もしないでいると、もちろん彼はそのことを見抜いて、反応を変えてきます。

12
ハルト_面会_おでこ02
▲画面左下のアイコンに注目。タッチスクリーンやコントローラーをおでこに近づけると……?

――どんな仕組みで、彼はこちらの行動を感知しているのでしょう?

平林 みなさまの所作を彼が感じています(笑)。この辺は、いろいろ試行錯誤して開発したところですね。

――最速体験会での、ファンの方の反応はいかがでしたか?

平林 まず、急な告知にも関わらず、会場まで足を運んでくださった皆様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。体験に来られた方に直接TVモードや携帯モードのグラフィックや触り心地など、実際に見ていただけたのは良かったと思います。今日来ることができなかった方も、ご都合よろしければ6月の体験会でSwitch版を体験いただけると嬉しいです。

――ちなみに、『囚われのパルマ Refrain』が、今後、Nintendo Switch版に移植される計画はありますか?

平林 『パルマR』はモバイルで現在も毎週水曜に追加コンテンツを配信していて、今後もまだしばらく続けていく予定です。なので、Swicth版を期待される方は、モバイルでのチアキとの出会いを一番に考えていただけるとうれしいです。

 

――最後に、発売を楽しみに待つファンに向けてメッセージをお願いいたします。

平林 モバイルですごく長いあいだ楽しんでいただいているみなさまにとって、等身大に近い彼との日常的な出会いという部分を、今回初めてご用意することができたので、ぜひ試していただきたいです。もちろん、これから『パルマ』を遊んでみようかなという方にも、モバイル版で全部のコンテンツを買うより、お値段的にも手に取りやすくさせていただいてますので、これを機に『パルマ』に触れていただけたら幸いです。

また、Nintendo Switch版の発売を記念して、6月1日20時から、久しぶりにニコニコ生放送で番組を配信します。ハルト役の声優の梅原裕一郎さんや、舞台『囚われのパルマ ―失われた記憶―』でハルト役を演じる太田基裕さんもいらっしゃいますので、声優さんや俳優さんに興味があるという方も、ぜひ見ていただけると、より、パルマの世界観が広がると思いますので、ぜひご覧になっていただけたらうれしいです!

商品概要

【商品名】囚われのパルマ
【発売時期】2019年8月30日(金)予定
【価格】
▼パッケージ版
デラックス エディション:6469円[税込]
コレクターズ エディション:9709円[税込]
▼ダウンロード版
囚われのパルマ:3990円[税込]
追加コンテンツパック A:1500円[税込]
追加コンテンツパック B:1500円[税込]
デラックス エディション:5900円[税込]
【対応ハード】Nintendo Switch
【ジャンル】ガラス越しの体感恋愛アドベンチャー
【プレイ人数】1名
【対応言語】テキスト:日本語、繁体字、簡体字/ボイス:日本語
【CERO】C(15才以上対象)
【メーカー】カプコン

(C)CAPCOM CO., LTD. 2016, 2019 ALL RIGHTS RESERVED.