アニメ第1話・第2話先行上映会をレポート!

TVアニメ『警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-』(以下、『トクナナ』)の第1話・第2話先行上映会が、2019年10月6日、ユナイテッドシネマ アクアシティお台場にて開催されました。

上映後には、下野紘さん、津田健次郎さん、鈴木達央さんがキャラクターをイメージしたスーツ姿で登壇。作品の魅力や“プチ事件”トークで盛り上がりました。

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『トクナナ』は、凶悪事件を引き起こす“ナイン”に対抗すべく結成された、警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課、通称“トクナナ”の活躍を描いたオリジナルアニメ。
各分野のエキスパートが集ったはぐれ者集団“トクナナ”のメンバー、一ノ瀬栞を津田健次郎さんが、二条クジャクを鈴木達央さんが演じています。そして、その“トクナナ”に新たに所属することになった主人公・七月清司を下野紘さんが演じています。

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▲冒頭、MCさんのマイクにトラブルが! 素早く対応する優しい下野さん。

見どころは“ポップでキャッチー”

キャラクター紹介的な意味合いもある第1話・第2話。
「物語は骨太で、(レインボーブリッジが爆破されるなど)大変な事件が起きているのに、軽妙な印象を受けた」と、作品の魅力を教えてくれた津田さん。
この日の控室からもレインボーブリッジが見えたそうで、「これか~……(作中で)爆破されたのは」と眺めていたそう。そんな軽妙さを、鈴木さんが「ポップでキャッチー」と表現すると、語感の楽しさからトークも脱線。
控室では、3人そろってポップコーンをもりもり食べていたという、“ポップコーンをキャッチ”した話題で客席を笑わせていました。(レインボーブリッジとポップコーンの写真は、下野さんのブログを参照!)

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鈴木達央さん、下野紘さん、津田健次郎さん。スーツ姿でキリっと!

キャラクターの印象は“大人”

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主人公・七月清司(CV:下野紘)。コードネームは“ルーキー”!

下野さんが感じた七月の印象は「大人」。オーディション時は、熱血でよく叫ぶ、柴犬っぽい印象のキャラクターかと思ったそうですが、実際に収録が始まってみたらそんなことはなく、「普通にちゃんと大人だった」と語ります。
すると津田さんが、「一ノ瀬は思った通り、“大人”でした」とかぶせてコメントし、下野さんを笑わせます。

また、犯人を車で追跡するシーンでは、画の尺に合わせて演じるのではなく、役者のリアルな芝居を優先するというスタッフ陣の気合いが伝わりました。

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一ノ瀬栞(CV:津田健次郎)。コードネームは“カリスマ”!

“トクナナ”の世界には、かつてエルフ・ドワーフ・吸血鬼・ホムンクルス・人間など、数多の種族が存在していました。その名残りを感じさせる二条は、エルフの耳が特徴のキャラクター。

二条について鈴木さんは、「まだ自分の心の中で折り合いのついていない部分がある」と語ります。
“トクナナ”にいながらも、内包している葛藤がある二条を演じるにあたり、総監督からは「感情を抑えて欲しい」とディレクションされたのだそう。

今後明らかになるキャラクターひとりひとりのドラマにも期待が高まります。

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二条クジャク(CV:鈴木達央)。コードネームは“アナライザー”!

七月のこと? 下野さんのこと?

トークはそのままアフレコ裏話へ。
下野さんが「何回も言いますが、七月は大人なので……」と切り出すと、鈴木さんが「下野さんの“大人”の定義が低いんじゃない……?」と鋭いツッコミで客席を笑わせます。

そんな七月について、1話の収録で総監督から「間違った正義に対しては、怒りの感情を爆発してほしい」というディレクションがあったおかげで、七月をつかむことができたと語っていました。

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▲自分の信念に従って真っ直ぐ突き進む七月。

津田さんは、一ノ瀬と顔や雰囲気が似ているとよく言われるそう。“カリスマ”というコードネームなだけに、「(カリスマと呼ばれるのは)キツいな~」と笑います。

すると話題は下野さんへ。七月のコードネームである“ルーキー”感があると言われると、「七月のことですよね?! 僕じゃないですよね!?」と焦る下野さん。結局「20年目のルーキー」(津田さん)、「あんなにみずみずしい芝居が20年目にしてできるなんて!」(鈴木さん)といじられてしまい、頭を抱えてしまった下野さんでした。

鈴木さんは、二条の秘められたバックボーンを早い段階で聞かされていたそう。そこから逆算して役作りしていったと語ります。今後、二条としかしゃべらないキャラクターも出てくるという注目ポイントも教えてくれました。

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トクナナ飲み会での“プチ事件”

プチ事件を教えて! という質問では、鈴木さんが『トクナナ』の飲み会で、店員さんの靴を間違えて履いて帰ってしまったというエピソードで大盛り上がり。
なぜ間違えてしまうのか聞かれた鈴木さんは、「なんでだろうね、俺が一番知りたい!」と笑います。飲み会での酔った鈴木さんの様子を下野さんが再現すると、客席から「かわいいー!」の掛け声があがっていました。

津田さんは、今日起きた下野さんの“プチ事件”を暴露。衣装でスーツを着ることが決まっていたにもかかわらず、下野さんが短い靴下を履いてきてしまったことが明らかに。笑うしかない下野さんは、裾をまくって短い靴下を見せてくれました。

すると鈴木さんも、下野さんの“プチ事件”を暴露。『トクナナ』のアフレコ後に別の仕事が入っている下野さんは、ほかのキャスト陣が飲み会に行くのを毎回うらやましがって、いじけていたそう。「いいなぁ、みんな。オレも飲みたいな~」と言いながら、次の仕事現場へ向かっていたことがバラされます。
また、ある時は、鈴木さんが下野さんの仕事の終わる時間を見計らって電話をかけ、飲み会に呼び戻すことに成功したこともあったそう。

飲み会トークが止まらないため、「みなさんの仲がいいということで……」とMCが強引に締めにかかると、3人が一斉にツッコミます。その仲の良い様子に、客席からは笑いが起きていました。

見どころは軽妙な会話とアクション

最後のあいさつでは、改めて作品の見どころが語られました。
「刑事ものですがファンタジー要素があったり、複数の謎があるので、観ていてわくわくする作品になっています!」(下野さん)

「重い話もありつつ、軽妙な会話やアクションもあって、バランスのいい作品になっています」(津田さん)

「スタッフ一丸となって、楽しいフィルム作りができた作品です。11月20日発売のOP主題歌『Take On Fever』は、キャッチーさと暴力性を込めた楽曲になっています!」(鈴木さん)

思い思いにアピールし、笑いの絶えない上映会は幕を閉じました。

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作品情報

TVアニメ『警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-』
【放送情報】
2020年10月6日より好評放送中
AT-X:毎週日曜日21:00~<リピート放送:毎週(火)21:00/毎週(木)13:00/毎週(土)29:00>
TOKYO MX1:毎週日曜日 22:00~
サンテレビ:10月6日より毎週日曜日23:30~
テレビ愛知:10月6日より毎週日曜日26:35~
BSフジ:10月7日より毎週月曜日24:00~

【キャスト】
七月清司:下野 紘
一ノ瀬 栞:津田健次郎
二条クジャク:鈴木達央
四季彩紅音:甲斐田裕子
ベルメール・サンク:小澤亜李
遠藤六輔:乃村健次
桐生院左近零衛門:森川智之
ウォーロック:平田広明
謎の男:松岡禎丞
黒真珠:島﨑信長

【スタッフ】
総監督:栗山貴行
監督:小坂春女
シリーズ構成:東出祐一郎
キャラクター原案:黒乃奈々絵
キャラクターデザイン:飯島弘也
総作画監督:滝川和男
プロップデザイン:ヒラタリョウ
美術監督:柏村明香
美術監督補佐:佐藤 勝
美術設定:福島孝喜、枝松 聖
色彩設計:日比智恵子
撮影監督:本台貴宏
編集:櫻井 崇
音楽:高橋 諒
音楽制作:ランティス
OP主題歌:「Take On Fever」OLDCODEX
音響監督:えびなやすのり
音響制作: Ai Addiction

(C)特殊凶悪犯対策室 第七課