舞台×ライブの新感覚エンターテインメント開幕!
2019年5月10日、ヒューリックホール東京にて『DYNAMIC CHORD the STAGE』ゲネプロが行われました!
本作は、乙女ゲームシリーズ『DYNAMIC CHORD』を原作とした舞台作品で、5月11日〜15日の5日間にかけて上演されます。
『DYNAMIC CHORD』は、バンドをテーマとした内容となっており、本舞台は、なんと生演奏で楽曲が披露されるのです。これは期待が高まりますね!
ということで、そんな『DYNAMIC CHORD the STAGE』ゲネプロの様子をご紹介したいと思います!
それぞれに違いがある4つのバンドが主役!
まずは、本作に登場するキャストの皆さんをご紹介。
『DYNAMIC CHORD』は、4つのバンドが登場し、それぞれが個性のある楽曲を演奏してくれます。今回出演するキャストには、俳優・竹内涼真さんの弟、竹内唯人さんが参加していることでも話題です。
また、『DYNAMIC CHORD the STAGE』オリジナルキャラクターとして聖矢というキャラクターも登場しています。彼が本作でどのような役割をしてくれるのかも、舞台を観にいく方は注目してみてくださいね!
<KYOHSO>
YORITO役:新里宏太
TOKIHARU役:杉江優篤
YUU役:山口大地
SHINOMUNE役:KEN’ICHI
<Liar-S>
檜山朔良役:三山凌輝
珠洲乃千哉役:服部武雄
榛名宗太郎役:正木郁
結崎 芹役:吉澤翼
<[rêve parfait]>
King役:松岡卓弥
Rook役:石賀和輝
Bishop役:とまん
Knight役:竹内唯人
<apple-polisher>
NaL役:藤家和依(ACT ONE AGE)
UK役:松井勇歩
Kuro役:稲垣成弥
Toi役:松村優
伊澄久臣役:塩川渉
加賀真実役:松村泰一郎
聖矢役:笹翼
囲み取材の様子をお届け!
ゲネプロ直前には囲み取材が行われ、総勢19名の全キャストが揃って登壇! 自己紹介に続いて、今作に関する質問に答えてくれました。
まず、キャストのなかでいちばんゲームに詳しいという笹翼さん(聖矢役)が、今回の舞台の魅力について、「『DYNAMIC CHORD』は4つそれぞれのバンドのキャラクターと主人公が恋愛をするゲームなのですが、このたび、主人公が登場しません! ですので、客席にいる皆さまが主人公です。どんどん恋しちゃってください!ガンガン恋して、ガンガン酔いしれて、夢を見られる舞台だと思っております。キャラクターの関係性も楽しめると思います。」とコメント。
つづいて各バンドのリーダーが自身のバンドの見どころを回答。
KYOHSOのリーダー、TOKIHARU役の杉江優篤さんは、「4バンドの中でいちばん年上のバンドなので、その存在感と4人でいるときのお茶目感、そのギャップを見ていただけたら。そして我らがドラマー(KEN’ICHIさん)の演奏と、あと……僕を見てください。」と不敵な笑みで語ってくれました。
続いてLiar-Sのリーダー、結崎芹役の吉澤翼さんは「コンセプトライブのシーンは、お客様といっしょに楽しめるライブになっていると思うのでそこに注目していただきたいです!」と劇中のライブシーンを見どころとして挙げました。
apple-polisherのリーダー、Kuro役の稲垣成弥さんは「ふだんのみんなも仲がいいんですが、それがアッポリ(apple-polisher)としての関係性や動きに現れているとおもいます。そして演奏シーンも頑張ったので見てください!」とコメント。
最後に[rêve parfait]のリーダー、Rook役の石賀和輝さんは「4バンドの中ではフレッシュだったり、仲の良さを持っているので、観てくれるお客様が自然と笑顔になれるようなライブを届けたいなと思っています」と話してくれました。
続いては舞台への意気込みを、各バンドのボーカル陣がコメント。
[rêve parfait]からはKing役の松岡卓弥さんが、「舞台ではあまりないような演出がたくさんあって、ライブに来たような感覚になると思います。お芝居が好きな人もライブに行ったことがないという人も、楽しんでいただけると思います。客席を使ったシーンもたくさんあるので、僕たちを近くに感じていただけたらなと思います。」
apple-polisherからはNaL役の藤家和依さんが、「4月からの稽古をしてきて、僕たち自身も話し合って、この作品に向き合ってきました。その楽しさやライブの迫力をお客様と共有できるように、明日から頑張っていきます。」
Liar-Sからは、檜山朔良役の三山凌輝さんが「言いたいことは2人がほぼ言ってくれましたが、演奏シーンもみんなですごく努力して、いいものにするというひとつの思いでここまでやってきました。たくさん話し合ってきたので、自信をもってお届けできると思います」と、それぞれコメント。
最後にKYOHSOからはYORITO役の新里宏太さんが「『DYNAMIC CHORD』初めての舞台化となります。見どころはライブシーン、お芝居、各アーティストの関係性といろいろありますが、ぜひ皆様なりの楽しみかたをしていただけたら」と、まとめました。
大型フェスに向け、苦悩する12人のメンバーたちを描く
本作の舞台となるのは音楽の街“藍鉄区(らんてつ・く)”。今回、この街をあげての大型フェス“RANTETSU ROCK FES”が1ヶ月後に行われることに。
KYOHSO、[rêve parfait]、Liar-S、apple-polisherの4組のバンドにこの大型フェスへの出演オファーがくるところから物語は始まります。
[rêve parfait]のボーカルKingこと玲音は、そのフェスに出る代わりに自分たちがフェスをプロデュースさせてくれと条件を出し、この意見にほかのバンドのメンバーもおもしろそうと賛成します。
マネージメントを担当する加賀真実は、時間がないと反対しますが、事務所の社長・伊澄久臣が賛成。
伊澄は、このフェスの成功には、4バンドが今後、10年、20年と続けられていけるかが掛かっていると考えているよう。伊澄の思いを知った加賀は、しぶしぶ了承することとなりました。
ここからは、4つのバンドメンバーがそれぞれどんなフェスにするのかを考えていくことになります。
メンバーはドームのようなライブ会場を作りたいだとか、怪獣を用意したいなど無茶苦茶な提案ばかり。どれもおもしろそうではありますが、非現実的すぎて採用できるようなものはありません。
そこで、KYOHSOのYORITOが、全員を呼び出し、4バンドがバラバラに考えるのではなく、みんなで意見を出し合ってひとつにまとめようと提案し、話し合いが続いていきます。
話し合いのシーンでは、SHINOMUNEが自慢の筋肉を披露したり、榛名のハートを狙い撃ちゲームと称して、きゅんきゅんセリフを披露してくれたり、玲音とつむぎで“お子さまず”を結成してキュートなやりとりを見せてくれたりと、メンバーのユニークな姿が見れる場面も。
クスッと笑えるメンバーたちの掛け合いのなか、提案されたのは3つの案。
ひとつめは、2デイズでライブをおこなうということ。
ふたつめは、自己表現ライブ。
3つ目はコンセプトを決めたライブをおこなうということ。
物語のポイントとなるのは、3つ目のコンセプトライブ。
あるテーマをもとにライブを構成していくというもので、そのテーマは、ほかのバンドのメンバーが、演奏するバンドのテーマを決めるということに。
少々面倒な提案ではありますが、第三者の目から見た新しいそのバンドの魅力を表現できるいいきっかけとなるということで、みな賛成します。
以上でフェスの全体像は決まりましたが、このコンセプトライブがやはりなかなかの曲者。考えても考えても、バンドのもともとのイメージを打ち破るようなコンセプトを打ち出すことができず苦悩します。
ここでヒントを与えてくれるのは、舞台のオリジナルキャラクターである聖矢がバーテンダーを勤めるバーでの出来事。このバーには、あるメンバーと深いつながりがあるようで……?
バンドメンバーの意外な一面を知ることで、コンセプトのヒントを得たメンバーたちは、ようやくフェスに向けて動き出します。
紆余曲折あり、コンセプトも決定。ついにフェスへの道筋が整いましたが、さらなる事件が発生します。
ライブ直前に物販用の写真が盗まれたり、ライブの映像データを消去されたり、ステージに火がつけられたりといった嫌がらせが始まります。
“誰かが、フェスをめちゃくちゃにしようとしている!” 犯人の目的とは? そして犯人とはいったい誰なのでしょうか……?
ライブパート、観客もいっしょに盛り上がれる!
さて今回の舞台では、4つのバンドが力を合わせて作り出した、“RANTETSU ROCK FES”を実際に体験することができるというのが最大の魅力。みんなが考えて作り出した、各バンドのコンセプトをもとに、生演奏でライブが行われます。
ライブパートでは『DYNAMIC CHORD』の世界観が見事に再現され、12人のバンドメンバーがまるでゲームから飛び出て来たかのように感じました。
コンセプトライブ1バンド目は、[rêve parfait]。
元気一杯のKingのボーカルにあわせて、楽しそうに演奏する3人によるステージは会場をいっきに温めてくれます。
客席といっしょに手を振るパフォーマンスで客席を盛り上げてくれ、楽しそうに歌うKingの姿にこちらも思わず笑顔になってしまいます。
2バンド目は、クールな印象のLiar-S。
軍服を着た朔良の見た目に魅了されつつ、エモーショナルでパワフルな歌声に圧倒されます。コールアンドレスポンスがおこなわれる場面もあり、crewとの絆を深めるステージとなりました。
3バンド目は、apple-polisher。
透き通る伸びやかな歌声で圧倒的な歌唱力を見せてくれたNaL役の藤家和依さんが歌う楽曲は必聴。曲の世界観ともばっちりとマッチしていて思わず引き込まれてしまいました。
4バンド目は、われらがKYOHSO。
ほかの後輩バンドを引っ張る立場にいる彼らの堂々たるステージングは、フィナーレにふさわしい内容。ヴァンパイアをコンセプトとしたライブは、妖艶さと激しさがミックスされ、すばらしいステージとなりました。
ライブが終了するとともに、舞台の幕も閉じることとなりましたが、きっとフェスは大成功し、彼らは10年後、20年後もますます活躍していくだろうと思わせてくれました。
『DYNAMIC CHORD』の重要な要素であるライブをどこまで表現できるかなと少し不安でしたが、しっかりと舞台のなかに組み込まれていて予想をいい意味で裏切ってくれました。
劇中のライブパートでは観客もスタンディングOKとなっており、ほかの舞台作品とは一味違った熱いステージになること間違いなしですね!
『DYNAMIC CHORD the STAGE』公演は5月15日まで! 当日券も出ているようなので、彼らのライブをぜひ応援しにいってみてはいかがでしょうか?
▼DYNAMIC CHORD the STAGE 独占対談企画▼
『DYNAMIC CHORD the STAGE』公演概要
【原作】honeybee black『DYNAMIC CHORD』
【脚本】おかざきさとこ(映画『春待つ僕ら』、『リベンジ girl』など)
【演出】石岡貢二郎(『うたの☆プリンスさまっ♪』ライブ、『ツキステ。』シリーズなど)
【劇場】ヒューリックホール東京(有楽町)
【キャスト】
<KYOHSO>
YORITO役:新里宏太
TOKIHARU役:杉江優篤
YUU役:山口大地
SHINOMUNE役:KEN’ICHI
<Liar-S>
檜山朔良役:三山凌輝
珠洲乃千哉役:服部武雄
榛名宗太郎役:正木郁
結崎 芹役:吉澤翼
<[rêve parfait]>
King役:松岡卓弥
Rook役:石賀和輝
Bishop役:とまん
Knight役:竹内唯人
<apple-polisher>
NaL役:藤家和依(ACT ONE AGE)
UK役:松井勇歩
Kuro役:稲垣成弥
Toi役:松村優
伊澄久臣役:塩川渉
加賀真実役:松村泰一郎
聖矢役:笹翼
公演日程
KYOHSOとLiar-Sをメインにした物語と、[rêve parfait]とapple-polisherをメインにした物語の2種が日替わりで上演予定。
【日程】2019年5月11日(土)~5月15日(水)
◆KYOHSO・Liar-Sメイン回
・5月11日(土)18:00※終了しています
・5月12日(日)13:00※終了しています
・5月13日(月)19:00
・5月15日(水)19:00
◆[rêve parfait]・apple-polisherメイン回
・5月11日(土)13:00※終了しています
・5月12日(日)18:00※終了しています
・5月14日(火)19:00
・5月15日(水)14:00
チケット情報
【チケット料金】ダイナーシート(非売品グッズ付き)10800円[税込]/一般席8800円[税込]
【ダイナーシート特典】非売品ブロマイド1セット(ミュージックビデオ一曲分のダウンロードコードが付属)
【チケット発売】
⇒チケットぴあ
⇒Confetti
⇒イープラス
⇒ローソンチケット
【主催】『DYNAMIC CHORD the STAGE』製作委員会(アルテメイト/ムービック/チケットぴあ)
(C)Arithmetic / (C)『DYNAMIC CHORD the STAGE』製作委員会