新曲4曲を披露、ちょっぴりオトナな一面も!?

ARアーティスト“ARP”によるライブ『KICK A’LIVE 3』が、2019年8月24日〜25日、東京・ベルサール高田馬場で開催されました。

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『KICK A’LIVE』と名を変えて3回目の今回は、令和初のライブとあって、シンジ・ダイヤ・レイジ・レオンの4人も気合いじゅうぶん! 新曲も多数披露された全4回の公演のうち、第1公演(8月24日)の模様をレポートします。

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ライブは『The Show Must Go On』から幕開け! 白を基調とした新衣装で登場した4人が、会場のボルテージをMAXまで引き上げます。ちなみに新衣装のポイントは、ジャケット右襟のトライバル柄。それぞれの名前がアルファベットでデザインされているんですよ

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続いては、いきなりARPライブおなじみのバトルがスタート。最初は“バトルフォーセンター”として、次回公演内の楽曲でセンターを務める権利を賭け、4人が全4公演でアツい火花を散らします。

ARPのLIVEでは、スマートフォンアプリ『ふれフレ』を用い、リズムゲームの要領で観客がバトルに参加できます。このLIVEでも観客席からメンバーにエールを贈っていました。

第1公演でトップバッターを務めたのはダイヤ。『Blood-D』でダイナミックなパフォーマンスを見せつければ、続くレイジは『運命論』でドラマチックに応戦。魂の叫びを表現するかのような、情熱のハイトーンが響き渡りました。

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REBEL CROSSのふたりがアツいパフォーマンスで魅了した一方、“王子様”シンジは『A Song For You』でさわやかに勝負。一気に会場の空気をシンジ色に塗り替え、エレガントに舞い踊ります。最後は元気いっぱいのレオン! ファンからのメッセージに「僕も会えてうれしいよ!」などとアドリブで応えながら、『Turn up Baby!』をファンキーにパフォーマンスしました。

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MCの“わちゃわちゃ”感も健在です

ダイヤがMCを務めた第1公演では、レオンの挨拶「令和の“レ”はレオンの“レ”やで! セクシー元年、レオンです!」に「何言ってっか全然わかんねぇ!」と噛みついたレイジが「時代を切り開く愛と美の伝道師、レイジだ」と新しい挨拶を披露。

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シンジも「変わった!?」と驚いていましたが、レオンは「“地上に舞い降りた愛と美の化身”のほうがええで?」とマイペースにアドバイスしていました。

ここからレオンとレイジによる“令和をキャッチフレーズに冠するのはどちらか”というバトルがも勃発(笑)。「レオンは“レ”だけ、自分は“レイ”のふた文字が入っている!」と主張するレイジですが、MCのダイヤに「ど〜〜〜〜〜でもいい!」と一刀両断されていました。

ちなみに公演前日の8月23日はレイジ、8月7日はダイヤのお誕生日。会場から「おめでとう!」の歓声が起こり、シンジ&レオン&会場で『Happy Birthday』を大合唱し、ふたりのバースデーをお祝いしました。

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▲記念撮影タイムでは、MC特権でダイヤがセンターに!?

MC明けは、恒例のバトルソングコーナー。カバーソングの権利を賭けた“四つ巴”の対決ですが、今回の対戦カードは『KICK A’LIVE 2』と同じ! ということで、前回勝利を勝ち取れずに終わったシンジは雪辱を誓います。

そんなシンジは、レオンと『Eyes on Me』で対決。気迫たっぷりのパフォーマンスを見せたシンジがダブルスコアを叩き出し、そのまま勝利を収めました。これぞ王子のプライド……と思いきや、コメントを求められたシンジは「(勝利まで)長かった」と苦笑。「レオンくん、対決してくれてありがとう。誰が相手でも、挑戦者として臨みました。つぎも必ず取ります!」と負けん気の強さを垣間見せます。

一方のレオンは「勝てへんかったなぁ。負けたんは悔しいけど、今日のシンジくんと歌えて楽しかったです」と語り、シンジの健闘をたたえました。

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続いてはレイジvsダイヤのREBEL CROSS対決。バチバチと火花が見えるような熱気のなか『This is Me』でぶつかり合い、レイジが危なげなくリードを守って勝利を収めました。結果を受けて、レイジは「おまえ、どうしたんだよ? 掃除と洗濯ばっかやってるからナマってんじゃねーの?」とダイヤを挑発。ダイヤは「おまえのせいだよ(笑)!」とツッコみつつも、「やっぱレイジに2連勝はキツいか。明日は絶対勝つ!」と高らかに宣言していました。

敗者のふたりは漫才を披露するのが恒例ですが、なんとダイヤは『KICK A’LIVE』3回連続で漫才を経験。苦笑するダイヤと対照的に、今回の相方を務めることになったレオンは「ダイヤくんからツッコんでもらえるの、楽しみ!」と無邪気にはしゃいでいました。

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新ユニットはレイジ&レオンの“Double Treble”

気を取り直して、続いては怒涛の新曲コーナー。ARPライブでは毎回新ユニットがお披露目されますが、今回はレイジ&レオンによる“Double Treble”『We Rock!!』をパフォーマンスします(ユニット名はレイジの命名)。

ポップなレオンパートとロックなレイジパートが交互に掛け合い、サビではふたりのハイトーンがシンクロするという珍しい構成の『We Rock!!』。ふだんは小競り合いが絶えないレイジ&レオンながら、「限界はない おまえとなら」という歌詞通り、言葉の裏にある信頼と結束が見えたような気がしました。

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「ロックのつぎはラブツアーやで!」と叫んだレオンは、ステージに残り“レオン史上いちばんセクシーな曲”『Dive Into Love』を披露。オシャレなシティポップ調の楽曲で、少し背伸びした“大人のレオン”を表現します。一方、ダイヤの『Raise Your Frag』はダイヤ流パーティーチューンとも言える1曲。確かなスキルと安定感を武器に、ワイルドでセクシーな一面を見せつけました。

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そして、待望の4人新曲は『Burn it up』! パフォーマンス力を前面に押し出したダンスが魅力ながら、サビにはみんなで踊れるキャッチーな振り付けも取り入れられています。

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アニメ『ARP Backstage Pass』のテーマソングにもなる『Burn it up』は、「キャッチーで、いままででいちばん覚えやすいかも」(シンジ)とのこと。「Burn it up」というフレーズをくり返すサビについて、レオンは作曲・編曲の平田祥一郎氏から「カタカナにすると“バニラ”」と教わった模様(レイジ「それ、ちびっこ向けのディレクションだからな!」)。

なお振り付けはレーベルメイトであるDA PUMPのKENZOさんが担当し、振り写しや振り固めも直伝してくれたそうですよ(レイジ「KENZO、いいヤツだったよ!」ダイヤ「失礼だろ。呼び捨てやめろ!」)。

Double Treble『We Rock!!』の話題では、シンジに「息ぴったりだった!」と絶賛されたレイジが「それはイヤだな……」とボヤく場面も。何かと“ツンデレ”なレイジですが、授業中に届いたデモ曲を聞き、「おい、スゲーぞ!」と興奮した様子でレオンにイヤホンを貸してくれた、という裏話も暴露されていましたよ。

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後半戦は、シンジの『Dahlia』から幕開け! 続いてレオン『Fantasista』、REBEL CROSS『rrRide On!!』とおなじみの楽曲で畳みかけたあとは、『Dopamine』『Tender Blue』『威信傳心』『Shake!!』のメドレーでクライマックスを盛り上げます。ユニット曲としてお披露目された楽曲を4人全員で歌い踊る演出は、ライブならではのもの。ステージ狭しと躍動するダイナミックなパフォーマンスに、客席からも大歓声が上がっていました。

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続いて『It’s Show Time!』で会場のボルテージを最高潮に高めたあと、本編最後は『最高のGood-Bye』でさわやかに〆。鳴り止まない歓声に迎えられてのアンコールでは、『Paradise』を披露しました。アンコールといえども、ゴリゴリに歌い踊るのがARP流。最後まで気合いじゅうぶんのパフォーマンスで、令和初のライブを彩りました。

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数々のライブや経験を経て、また一段上の成長を見せつけたARPの4人。もはや貫禄や余裕を感じさせるほどのパフォーマンスながら、「もっと上」を目指す彼らの姿は眩しいばかり! 2020年1月には、彼らの軌跡を追うTVアニメ『ARP Backstage Pass』もオンエア予定。つぎはどんな一面を見せてくれるのか、4人のさらなる進化から目が離せません。

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